10月21日、東京工業大学工学院の波多野睦子教授をお迎えし、「君たちZ世代とピンクダイヤモンドに陶酔:量子センサの研究で社会的課題に挑む」と題して、講演していただきました。Z世代とは1990年代後半から2012年頃に生まれた世代のことです。まさに高校2年生がZ世代真っ只中。
社会が大きく変わっていくこれからの時代では、より人間が重視され、人間の行動や心の変化が技術革新をリードする時代。そして視覚と聴覚だけでなく、それらを司る脳や心のモニターが必要になり、高度なセンサの進化が重要になる。
講演内容は、波多野先生が研究されている人工ピンクダイヤモンドを使った量子センサの仕組みの説明。医療分野や電池・パワーデバイスへの活用など最先端の技術紹介。デジタルネイティブ(生まれたときにはインターネットが既に普及)であるZ世代への期待など。ご自身が歩んでこられた人生を踏まえ、「世界に飛び出していくことが大切!」という熱いメッセージもいただきました。
研究については少し難しかったですが、講演後、生徒たちから専門的な質問も飛び出しました。「まさかそんな質問が出てくるとは!」と驚いておられました。まさに、生徒たちのやる気を起こさせる講演会でした。