3学期 終業式

2022.03.18 学園通信

本日3月18日(金)に、3学期終業式が行われました。今回も、各教室で行う終業式の形となりました。校長の話の後には、先日録画しておいた表彰伝達、そして、生徒会長から世界大会、全国大会に出場する選手への激励の様子を見てもらいました。

教室の様子(左 高校、右 中学)

オンラインで行われた生徒総会(写真は高校)

 

校長より

 皆さん、おはようございます。今日で3学期が終わりです。皆さんにとって、3学期、そして、この1年、どうだったでしょうか。

 今日の終業式もまた「オンラインでの終業式」となってしまいました。一昨年以来、始業式、終業式が、校庭で6学年が一堂に会して行うことはできていません。昨年を振り返ってみますと、始業式や終業式だけでなく、体育大会も中高分離、桜陵祭も分割での実施でした。私は、同じ時、同じ場所で6学年揃って1つの行事を作り上げることが非常に貴重な経験になると思っています。それもこの状況下では実現できませんでした。また、6学年の生徒だけでなく、保護者の皆さまにもご来校いただいて、実際に学校行事やクラブ活動等においてお子さまの活躍する姿、頑張る姿を見てもらえませんでした。本当にこの1,2年、様々な制約のある、息苦しさを感じるような生活を強いられてきました。以前は当たり前だと思っていたことができなくなり、残念に思う機会も増えたように感じていました。

 しかし、こんな鬱々とした状況においても、皆さんの活力が失われることはありませんでした。私はそんな片鱗を毎朝校門に立っているときにも感じました。笑顔を忘れず元気に登校する皆さんの姿が、まさに活力に満ち溢れていました。その登校の様子が私にとってはどこか励ましを受けているように感じ、「よし、また頑張ろう」という気持ちにさせられました。また、クラブ活動を始め、多方面から皆さんの活躍の知らせを聞き、嬉しく思っています。特に、高校2年生の濱田颯太さんが教育格差を無くそうという思いから「日本全国の中高生で使わなくなった参考書、本、教科書を必要とする人に届けよう」という行動を起こしてくれました。周りの状況、社会情勢を見て、「高校生として何ができるだろうか」としっかり考え、同じ思いを持った高校生の仲間と協力して行動を起こしたことに、次世代を担う皆さんの力強さ、頼もしささえ感じずにはいられませんでした。濱田さんのような自発的な行動をする生徒が、特にここ数年、顕著に増えてきたことも嬉しく思っています。

 今日で本年度が終わります。皆さん、様々な思いを持っていると思いますが、明日から春休みです。充実した春休みの生活を送り、新年度4月から新たな気持ちをまた持って学校に登校してもらえたら嬉しく思います。今後の皆さんの活躍を祈っています。