在日コリアンである金園恵さんら4名の講師をお招きして、人権講演が行われました。
まずは鄭美玲さんが高校生の時に本名宣言をした際のHRを模した寸劇から始まり、初めから生徒たちも目が釘付けになっていました。
本名を宣言すること。日本で生まれた日本人にとってはなんということもないことですが、韓国をルーツに持つ在日コリアンの方々にとっては、ものすごく重大で、不安を伴うことだということがよくわかりました。
その後の高さんのお話の中でも「千と千尋の神隠し」を例に取り、名前を変えるということはアイデンティティを失うこと、無理矢理変えさせるというのはその人を支配下に置くということだというご説明がありました。
自分たちも見たことのある映画になぞらえての説明だったことにより、生徒たちもより一層理解が深まったようでした。
在日コリアンの方々の抱える複雑な問題は、その方々だけのことではなく、日本人が抱えている問題なのだという話には深く頷くばかりです。なぜ日本で本名を名乗れないのか。それは日本人の方こそ考えなくてはいけないことなのです。
韓国を好きな若者も増えています。生徒たちの中にもKPOPが好きな子も多いでしょう。
だからこそ、今後より一層考えていくべきことなのかもしれません。
第二部では金先生お手製の韓国料理と日本料理との食べ比べが行われ、とても和やかな雰囲気で進みました。
文化の違いから食事の作法なども違っています。
違いをクイズにしてくださり、なんとクイズに正解した人は一緒にご飯を食べられるご褒美付き!
皆韓国料理が食べたくて大いに盛り上がりました!