高3学年主任の声
今回は高3の学年主任に、今後求められる教育について質問しました。
「マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ所長の伊藤穰一氏のAI(After Internet)の時代に求められる9つの基本原則「The Principles of AI」をご紹介します。
- Practice over theory 理論ではなく、実践に基づくこと。
- Emergence over authority 専門家ではなく、クラウド(人々)に向かうこと。
- Resilience over strength 強さではなくしなやかさを持つこと。
- Disobedience over compliance 服従ではなく、反抗すること。
- Pull over push 「押す」のではなく「引く」こと。
- Compasses over maps 地図ではなく、よいコンパスを持つこと。
- Systems over objects モノではなく、システムに焦点を合わせること。
- Risk over safety 安全ではなく、リスクを取ること。
- Learning over education 教育ではなく、学習に焦点を当てること。
この中でも、今後求められる教育ということでは、以下の3つが必要だと考えます。
Compass over maps 地図(知識)がないと動けない生徒ではなく、コンパス(主体性)を持って自ら動ける生徒となるように育成する。
Learning over education 知識教育ではなく、自発的に学ぶ姿勢を育成する。
Resilience over strength 困難なことに耐える強さではなく、しなやかに跳ね返していく力を育成する。
以上のように捉え直してみました。本校の教育の理念は「知・徳・体」のバランスを重視した全人教育です。本校生は非常に素直な生徒が多いのですが、様々な面で強さに欠けると感じる時があります。これからの変化の激しい社会を生き抜くためには、以上のような教育が必要だと思いました。今後の指導に活かしていきたいと考えています。」