今日は、高校進路指導の中心となる学年主任の声をお伝えいたします。
先日、柳田教諭(高1学年主任)、中西教諭(高2学年主任)、神野教諭(高3学年主任)に集まってもらい、座談会を行いました。
今回、今年度の各学年の力点や方針をまとめましたので、ご報告いたします。
柳田: 中学3年間が終了して、学習に対して迷っている生徒がいると感じています。この状況を打開するために、前向きに学習に取り組めるような姿勢を育みたいと考えています。どのように将来を考えるかを前向きに、我々から具体的な姿を提示して、ちょっとでも社会と繋がるような機会を持たせたい、そのような方向性を検討しています。
中西: 昨年度同様に今年度も、「勉強しなさい」という言葉を発しないで指導するというのが現学年の方針です。しかしながら、それでは子供たちは自発的に学習に取り組みません。そこで、社会に出て活躍されている方々の講話などを盛り込み、子供たちの興味関心を掘り起こしたいと考えています。受験期を迎えるまでに、ご家庭で将来のことをじっくりと話し合ってもらえるように、情報提供していきたいですね。このような取り組みを通じて、子供たちが自発的に動き出せるような環境を築きたいのです。
神野: 本校が共学となり、今春3期生が卒業しました。この3年間を見渡すと、男子校のころよりも更に綿密な進路指導が必要だと感じています。各人の志望に応じた適切な進路指導ができるように、担任団と進路指導部が一緒になって知恵を出し合っているところです。
各学年が取り組んでいる、丁寧でこまやかな進路指導の蓄積が、今後の三田学園にとって、かけがえのない有意義な財産になります。進路指導部としては、各学年との連携をいっそう深め、問題を共有、解決していきたいと考えています。