本校では放課後ともなると、中学東館からは連日エレキギターやエレキベース、ドラムス、そしてその演奏に合わせて歌う生徒たちの元気の良い「音」が構内に響き渡り、三田学園のひとつの風物詩ともなっています。
その「音」の主は、かつてのギター研究会と呼ばれた頃から数えれば40年前後の歴史を誇る軽音楽部。今や吹奏楽部と双璧を成す音楽系部活動のもう一方の雄です。
その軽音楽部の4回目となる定期演奏会が5月10日(日)、三田市内のフラワータウン市民センター内ホールで開かれました。
こぢんまりとした数百人規模の小さなホールですが、昼12時30分の開演時から客席は部員のご家族や兄弟姉妹、三田学園にとどまらない友人等ですでに熱気がムンムン。メンバーによるMCに導かれ、オープニングのバンドが登場すると、ステージ前には早くもたくさんのお客さんが押し寄せました。
当日は中学と高校を合わせた計9組のバンド、およびゲスト1組が参加。学園生のバンドではJ-POPやロック、フォーク等、バラエティ豊かな曲の数々が、練習の行き届いた演奏に乗せて奏でられ、会場に居合わせた人たちは軽快なテンポの曲にはノリノリで、落ち着いた曲では静かに聴き入って、トリのバンドが演奏し終わるまで大いに盛り上がりました。
この日を最後にステージを降りる高3生のバンドもあり、今年の定期演奏会も部員にとって、そして会場に足を運んだ人たちにとってもいつまでも心に残るライブステージになったことでしょう。