学園生の健やかさと本気を躍動感いっぱいに伝える本校伝統の一大行事──。
「第104回 体育大会」を9月13日(木)に開催しました。
どんよりとした曇り空ながら、心配された降雨にはなんとか持ち堪えてくれたこの日。早朝から在校生の保護者やご家族はもちろん卒業生、一般観覧の方々らが続々と詰めかけられると、会場の人工芝グラウンド周辺は見る見るうちに黒山の人だかりとなりました。
吹奏楽部がテーマ曲を演奏し始めると、生徒たちが入場門から次々に入場。中高計約1,500人の全校生がグラウンドに勢揃いした光景は圧巻で、全国屈指のスケールを誇る本校の人工芝グラウンドが狭く思えるほど。そんななかで、前生徒会長の開会宣言に続き、学校長のご挨拶、生徒代表による宣誓と開会式は歯切れよく進みました。
演技のプログラムは短中距離走やリレー等の「競技の決勝」と、学年単位で行われる「集団演技•競技」から構成。真剣勝負の緊張感漂う競技の決勝ではクラスメイトやわが子でもある選手たちに観覧席から熱い声援が飛び交う一方で、学年の集団演技•競技では本校の体育大会ならではのユニークな演目が相次ぎ、会場は歓声や笑い声に包まれる一幕も随所に見られました。
特に、午前の中1生による柔道演技には観覧席から「かわいい〜!」の声がしきりに飛び、午後も高3生恒例のレクレーションでは妖艶?な女装を含むコスプレやクラス一丸となってのダンスパフォーマンスに会場全体が笑いと興奮のるつぼと化しました。
生徒たちのやり切った感と華やかな後味が会場を覆うなか、クラスごとの成績発表そして表彰へとプログラムが続くと今年の体育大会も閉会。高2以下の生徒たちには、次年度大会への期待や夢を膨らませた者もきっと数多くいたことでしょう。
ピックアップすればキリのないほど、名場面・迷場面の連続だった今大会でしたが、その裏では台風や大雨に休校が相次ぎ、演技の練習やバックシートの制作期間がかつてないほどに圧縮されたなかでの、本校生たちの頑張りがあったことを最後にお伝えしておきます。
当日は保護者や一般の方々に多数ご来校いただき、誠にありがとうございました。