8月17日(水)、今日は登校日。久しぶりに子供たちの元気な歓声が校庭に響きました。中学生、高校生とも夏休みの課題提出日でした。しっかり課題に取り組めましたか?高校生は、全学年、模擬試験を受験。中学1・2年生は学力推移テスト、中学3年生は、英検IBAをそれぞれ受けました。
また、中学3年生は進路学習の一環として、本校78回卒業生で、現在は株式会社アルカで薬剤師をされている、向井政博さんをお招きして、お話しをして頂きました。
本校では中学3年生の間に、高校進学時に文系に進むか、理系に進むかを決めます。しかし、生徒達は文系や理系ということに関して、なかなかイメージができないのが現状です。そこで、教育実習生から講話を受けたり、今回のように社会人の方からお話を聞く機会を設定しています。前回の教育実習生からは、より身近な先輩から自身の文理選択の際のエピソードや大学で何を学ぶのかと言うことを教えて頂きました。そして、今回は社会人として働く先輩から、社会で働くということについて、ご自身の経験を踏まえ、具体的に教えて頂きました。向井さんは薬剤師をされているので、医療に関わるお話や、医療関係の仕事についての話も多く聞かせて下さり、生徒達は、初めて聞く職業のことや現代の医療制度などについて、興味深く聞いていました。
向井さんは、社会人としてコミュニケーションをとる力の大切さを教えて下さいました。
そして、ご自身の「薬剤師」という資格は、社会で生きていくための1つの手段に過ぎない、それをどのように使って生きるか、また、そのスキルをどれだけ上げることができるかが大切だと生徒たちに語りかけて下さいました。向上心、チャレンジ、そして、自己を高めていくことの大切さを生徒達は感じたことと思います。今回の向井さんのお話しは、文理を決めるということだけに捕らわれすぎていた生徒達にとって、社会で働くということの本質を改めて感じることができたのではないでしょうか。