森林のなかで実験するような清々しい気分。県産桧材を使って、化学室を全面リニューアル。

2024.10.07 学園通信

本校の高校新館に特別教室棟が増築されたのは、昭和50年(1975年)。その一環として化学専用の実験教室(以下、化学室)が設けられ、以来同教室は本校の理科教育、科学の学びにおける中心的施設として重要な役割を果たしてきました。

ところが、経年劣化が著しいため、この度室内の設備備品をリニューアル。実験室および準備室の実験台、流し台、収納作業台、教壇を一新する工事が先だっての9月30日(月)に完了しました。

今回の改装工事に際しては、地元•兵庫県が推し進める「令和6年度ひょうご木の街木質化推進事業」(県農林振興事務所)に賛同。県産木材の一つ「桧」(ひのき)を設備にふんだんに取り入れ、教室内の木質化を全面的に図りました。

教室に入った途端、目に飛び込んでくる白木の木目調と辺り一面に漂う桧の清々しい香り。座面がオレンジ色で明るくなった椅子とも相まって、そこにいるだけでやる気が湧き起こるような化学室は、これからも生徒たちの科学する心を大いに刺激してくれることでしょう。

◾️化学室改装概要

⚫︎実験室

実験台12台、流し台3台、収納作業台5台、教壇(教卓を含む)1台

⚫︎準備室

実験台1台、流し台1台

上記各箱部(側面)に桧修正材を使用(天板は樹脂製)、各台のコンセント(4カ所/台)、ガス栓(4カ所/台)、 水道栓(4カ所/台)を新調、床面をフローリング