8月4日〜6日、高1・2年の希望者29名が東京研修に参加しました。
東京に到着してすぐに、日本旅行本社にて「日本旅行×シンガポール航空 キャリアワークショップ」を実施しました。シンガポール航空のSDGsへの取り組みについて講義を受け、シンガポールへの旅行に新しい価値を見い出すワークショップを行いました。約2時間の研修の最後には、生徒たちがシンガポールでのサステナブルツーリズムについてのアイデアを発表し、環境問題や多様性と関連付けたもの、デジタルやSNS発信と結びつけたものなど、いろいろなアイデアが生み出されました。
二日目は、二つのコースに分かれての研修です。
理系コース・理系希望者の生徒が参加したのが、日立製作所の研究所訪問です。午前中は、埼玉県にある基礎研究センタにて、国内最高性能の電子顕微鏡を見学をしました。午後は中央研究所に移動し、研究開発拠点「協創の森」の説明のあと、研究員の方との座談会を行いました。座談会では、生徒たちからの質問に丁寧に回答いただき、生徒たちの進路選択へのアドバイスもいただきました。
もう一つのコースは、オンワード商事とJR貨物の研修です。オンワード商事のキャリア研修では、ユニフォーム(制服)の価値やデザインや素材の改良などの講義を受け、学校の新しい制服についてのアイデアを創造するワークショップを行いました。学校の制服が持つ価値(ブランド力・結束力など)を認めながらも、多様性や選択の自由、気候変動への対応、価格や保護者の負担など、さまざまな意見を出し合いながら、「未来の三田学園の制服」についてアイデアを発表しました。その後、場所を東京貨物ターミナルに移動し、鉄道貨物輸送と貨物ターミナルの概要の説明を受け、広大な貨物ターミナルをバス車内から見学しました。すべてのコンテナはICタグで管理されており、少人数の作業員で効率よくコンテナを台車に積み込む作業を身近に見学することができました。また、ターミナル隣接型の物流倉庫である東京レールゲートWESTの内部も見学しました。
二日目の夕食後には、東京周辺の大学に在学中のOBOGとの座談会を行いました。各テーブルに分かれて座談会を進めましたが、進路選択のきっかけ、一人暮らしについて、苦手科目の克服の仕方、クラブと勉強の両立、大学生活などなど、つぎつぎ質問が出てどのテーブルも時間が足りない様子でした。忙しいなか集まってくれ7名の先輩たちに、生徒たちも感謝をしていました。