新年のご挨拶

2024.01.04 学園通信

 新年、明けましておめでとうございます。旧年中は本学園の教育活動にひとかたならぬご理解とご支援をたまわりました。厚く御礼申し上げます。

 昨年を振り返ります時、一番インパクトの大きかった出来事は新型コロナウイルス感染症が2類感染症から季節性インフルエンザ相当の5類に移行し、社会生活上の制限が大きく緩和されたことではなかったでしょうか。一時期、感染数増大の兆候がみられましたが、しばらくすると感染拡大の報道もなくなり、マスク着用の要請も解除され人々の表情を直にみる毎日となりました。ターミナル駅にはインバウンドの観光客があふれ、飲食店をはじめとして町のそこかしこに従来の賑わいが戻ってきました。ようやく一安心との気持ちを持てるところまできたとの実感です。三田学園においても20224月からスタートした中期事業計画アクションプラン2030AP2030)による教育並びに学内運営の改善、改革を生徒、保護者、教職員の理解を得ながら順調に進めることができたのではないかと感じているところです。

 さて、2024年の学内運営に関してはAP2030の引き続いての着実な推進を目指し、教育内容の更なる改善と充実を図るとともに教職員のワークライフバランスを中心とする働き方改革に法人として一層注力して参りたいと考えております。日本経済新聞の元旦一面には『昭和99年ニッポン反転;時代に合わなくなった昭和のシステムをやめ、若い力を引き出そう』との記事が掲載されていました。学校にのこる古いシステムを取り払い時代にあった教育組織へと変容、脱皮するとともに、社会変革に貢献できる真のグローバル人材育成に向かってこれまで以上に努力すべきとの気持ちがおおいに鼓舞された次第です。

 最後になりましたが、皆様のこの一年のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げております。

 

令和61月元旦

学校法人 三田学園

理事長 丸泉 琢也