本校では毎年、将来教職に就くことを希望する本校卒業生を対象に教育実習を実施しています。
今年度は5月15日(月)より3週間の日程で15名の実習生を受け入れ、中学から高校までの各学年に配属。体育と芸術系を含む各教科に分かれてもらいながら、本校現役教員の指導の下、プログラムに取り組んでもらいました。
久しぶりに訪れた本校で、しかも6学年男女共学という自分たちの在校時代とはまったく異なる環境。そんな母校での日々は、彼ら実習生にとって大学の講義からは予想だにしなかったことの連続、思うようにいかないからこその発見に次ぐ発見だったのではないでしょうか。
6月2日(金)には実習終了に合わせての反省会を開催。参加した14名の実習生の口々からは「教員になるには全然知識量が足りない」「生徒、特に女子生徒とのコミュニケーションに戸惑った」「生徒視点に立つことの大切さ」「教員は授業準備が重要」等の言葉が、全体的には「教えることは大変なことで、とても奥深い」との意見が聞かれました。
また、お世話になった担当教員の先生方からはこれから教員となるための心構え、長く教員をやっていく上で心がけること等のアドバイスをいただき、実習生にとっては実り多い研修となったことでしょう。
彼らの一人でも多くが、次の春から教壇に立ってくれることを切に望みます。