平成29年度 三田学園中学校卒業式

2018.03.20 学園通信

うれし涙の春雨が今にも降り出しそうな空模様のなか、昨日319()、平成29年度の中学校卒業式を行いました

中学校卒業生として104回生を数える今年度は、計237名が卒業証書を手に。登壇する各クラスの卒業生代表や各賞の賞状・賞品授与者の表情はキリリと引き締まり、生徒それぞれに3年間を噛みしめていることが象徴されているようでした。

式のなかで、松井学校長からは第二次世界大戦中にユダヤ人難民6,000人の命を救った日本の外交官・杉原千畝をきっかけに、本校の校祖・小寺謙吉先生も話されていた「自治三訣」の訓話を。「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そして報いを求めぬよう」と、これからは周りへの気配りや思いやりを大切にしてほしい、との言葉が贈られました。

続く塩川育友会会長からは、801,000人へのアンケート「人生を振り返って後悔していることは何ですか?」という新聞記事が紹介。もっとも多かったのが、「なぜ、あの時チャレンジしなかったのだろう」という答えで、人は失敗を恐れてチャレンジしなかったことを後悔する。だから、決断を迫られる場面ではチャレンジすることが大事ですよ、と卒業生たちの背中を押すような励ましの祝辞が述べられました。

会場の卒業生と保護者の方々、教職員の全員による学園歌斉唱が終わる頃には、卒業生たちの眼差しは高校生活に向かっているよう。清々しさの残る卒業式となりました。

中学校で学び、身に付けたことを土台に、人間的にもさらに大きく成長してほしい。

そんな願いを込めながら、卒業生と保護者の皆さんには、あらためてご卒業をお祝い申し上げます。