安部真梨子(107回生) 京都大学 工学部 理工化学科
①なぜこの大学を志望したか
既成概念にとらわれず、自分の頭で考える環境が整っていることと、学際的に学ぶことができ、他大学に比べその自由度が高いことにひかれ、京都大学でユニークな考えを持つ人と共に学問を広く、深く学びたいと思ったから。
②苦手科目克服法・得意科目伸長法
苦手科目はあまり苦手と思いこまずに、わかる箇所から地道に取り込んでいくのがよい。後になってから理解できるようになることもある。
③受験勉強について
三田学園は中高一貫なので大学受験を意識した勉強は中3からできる。まずは典型問題集を繰り返し解くのがよい。学習時間は段階に応じて徐々に増やしていくのがよい。毎日継続できるよう時間設定は試行錯誤して見つけるとよい。授業で教えてもらうのを待つ必要はないので、自分でやってみて、不明な点を授業で確認していた。4月から2学期末まで、二次国語の過去問を解き、それを学年団の先生方に添削してもらっていた。
④高3の夏休みの過ごし方
家にこもってひたすら問題を解き、学力の基盤を固めた。闇雲に勉強することには不安があったので、自分で計画を立てていた。第一志望校の二次試験の過去問には数年分しか手をつけなかったし、共通テスト対策も地理以外ほとんどしなかった。秋から実戦的な問題をしたかったので、典型問題は全て解けるように仕上げた。
⑤入試直前
直前でも、これまでと変わらず淡々と勉強した。心情の細かな変化はできる限り無視して淡々とやるだけ。後悔は後ですればよい。試験開始直前までいつもどおりを貫くと適度な緊張を保てると思う。不安なことがあれば一度紙に書き出してみると、落ち着くことができると思う。
⑥後輩へのメッセージ
共通テスト・二次試験に関しては気持ちの切り替えが大事なので、ある科目で手応えがなくても残りの科目は無理に取り返そうとせず、死力を尽くすことだけに集中してください。自然に恵まれた学園生活は毎日が楽しかったですが、とりわけ印象深いのは体育大会と文化祭です。クラス・学年が一体となって全力で楽しむことができたのは本当に幸せでした。個性豊かな生徒・先生と共に過ごすことのできる今を大切にしてほしいです。そして皆様が希望の進路を実現されますことを祈念しています。
⑦その他
毎日近くで成長を温かく見守ってくれていた両親、進路実現に際してさまざまな面で支えてくれ、一張一弛人間教育をほどこしてくださった先生方、苦楽を共にした友人達に感謝します。