合格体験記2

2024.12.12 進路指導室だより

田口英奈(107回生) 香川大学 医学部 医学科

①なぜこの大学を志望したか
 私は元々現役志向だったため、自分の学力レベルに合った大学の中で医学科の割には女子比率が高く、兵庫から車で2時間以内の場所にあり、街も栄えている香川大学を志望しました。

②苦手科目克服法・得意科目伸長法
 苦手科目は化学で、特に理論分野の計算が苦手でした。自分のレベルに対して難しい問題に取り組んでしまっていたので、秋頃に基本問題から復習し直しました。また苦手科目は毎日少しでも触れるように習慣づけるようにしました。得意科目は苦手科目の休憩時間に取り組んだり、やる気が起きない時に取り組むようにしていました。

③1・2年時の学習・部活動等の両立の工夫
 私は高校2年の夏まで運動部に所属していました。部活を辞めるまでは主に定期試験の勉強のみをしていましたが、授業プリント等を丸暗記するのではなく、類似問題などを自分で購入した参考書・問題集から探して取り組み、理解・応用力を高めることで模試でも通用する学力をつけることが出来ました。またその勉強期間を試験前2週間と固定することで部活動と両立することができました。試合の待ち時間などに軽く勉強できるように試合会場にはいつも勉強道具も持参していました。また部活動でも積極的に試合に出場していたことが、推薦入試での合格に大いに役立ちました。

④受験勉強について
 受験勉強は高2の夏から始めました。当時は英語が苦手だったため毎日英語の長文問題に取り組んでいました。そのおかげで高3では英語は全く勉強しませんでしたが、常に一番高い成績を取れていました。高2の平日は5時間、休日は10時間、高3の平日は6時間、休日は11時間程勉強していましたが、学校行事などで全然勉強時間が取れない日々も多くありました。

⑤高3の夏休みの過ごし方
 私の夏休みは大失敗でした。時間に余裕があるためダラダラ勉強してしまい、一日8時間程しか勉強していない日が多かったです。唯一上手くいったのは地理で、2日に1回は本番形式の問題を解いたり、参考書を使って知識を入れたりしたので夏休みで30点ほど点数が上がりました。その他の科目は反省点が多く、後悔の残る夏休みになりました。

⑥入試直前
 私は夏休みに勉強を怠ったため、2学期は成績が思うように伸びませんでした。その反省を生かし、勉強時間は11時間30分~12時間になるようにし、朝の9時から最終下校時刻の18時15分まで学校で籠っていました。共通テストの過去問や予想問題に取り組み、その復習をすることの繰り返しでした。友人と勉強時間を共有することで自然と意識レベルも向上しました。

⑦後輩へのメッセージ
 正直すでに私は受験生の時のこともあまり思い出せません。思い出せないほど必死にただひたすらに勉強していたのだと思います。今でこそ努力したなと思えますが、当時は努力しているという意識は全くありませんでした。それくらい勉強して欲しいです。後悔のないように人生で一番勉強したと思える一年にしてください。がむしゃらに勉強時間を取るのではなく、計画的に休息も取りながら頑張ってください。高校生活ラストを勉強一色にするのではなく、学校行事にも積極的に取り組み、メリハリをつけた日々を送ってほしいです。