2月5日(日)、8回目を迎えました三田市高校生議会が開かれました。
過去2年間はコロナ禍からオンラインでの実施となりましたが、今年度は待望の対面型。三田市役所本庁舎6階にある市議会議場には、この日、三田市内の高校と支援学校の計8校から議長2名を含む計18名の高校生議員が満を持しての議場入りを果たしました。
本校からは後半議長の森岡 凜さんと議員の源 悠晴さん(ともに高2)の2名が参加。質問席と演壇を挟んでの対面、答弁席には森市長をはじめ三田市議会の20名が着席し、13時10分に前半議長から開会のことばが告げられると、その後は約3時間に及ぶ質問答弁が粛々と行われました。
▇参加校と提案事項
- 三田市立ひまわり特別支援学校
「自分たちが希望する進路を叶えられるように」
- 兵庫県立三田祥雲館高等学校
「ゼロカーボンシティの推進について」
「スポーツによる町の活性化について」
「三田市の農業や特産物の認知度を上げる方法について」
- 兵庫県立有馬高等学校(全日制/定時制)
「三田市の地域医療システムについて」
「三田市の福祉事業について」
「三田市のSDGsの取り組みについて」
- 兵庫県立三田西陵高等学校
「三田市内の公園における美化活動について」
「三田市における多世代交流館の増設について」
- 兵庫県立北摂三田高等学校
「教育で街を活性化─「公の塾」が創る三田市の新しいカタチ─」
- 三田松聖高等学校
「農業を志す人を増加させるための施策について」
「相野駅周辺道路のバリアフリー化について」
「相野駅周辺の活性化について」
- クラーク記念国際高等学校 三田キャンパス
「三田市の知名度UPについて」
- 【特別枠】兵庫県立北摂三田高等学校&三田学園高等学校
「歩行者、自転車の交通安全意識向上に向けて」
※同一校から複数の議員による提案がある場合は、学校ごとに取りまとめています。
今回も提案事項には「福祉」「環境」「文化・スポーツ」「農業」「医療」「SDGs」「景観」「インフラ」「教育」「街の活性化・認知度向上」等、広範で多様なカテゴリーからのテーマがズラリ。学校の探究授業で深めてきましたという議員もいて、地域課題・社会問題に取り組む際の視点の定め方やテーマの掘り下げ方が一朝一夕でないことは、提案時のディスプレイに映し出される資料からも十分に見てとれました。
本校からは源議員が北摂三田高校の議員と共同で特別枠に登場。歩行者や自転車の公道上での危険行為やマナーに関して、原因や改善点等の共有ポイントを二人の軽快なかけあいで聞きやすく、わかりやすく説き、市の対応を問いました。
回数を重ねるごとに、高校生議員の意識レベルと質問技術の向上が顕著な三田市高校生議会。地域の課題が往々にして地球規模のテーマにまで敷衍することもキチンと理解しながらのこの日の質問は、三田市民のみならず多くの大人にも見ていただきたいと感じさせるものでした。
なお、議会後半の進行を厳粛に、見事に執り行った森岡議長の佇まいも印象に残るものだったことを記しておきます。
そして、最後になりましたが三田市と三田市議会の方々、貴重な機会を与えていただき、誠にありがとうございました。
2023年2月8日 神戸新聞三田版
市長に聞きたい、医療や福祉の未来は? 高校生議員が市政の課題ただす 議場で直接質問
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当日の様子を以下でご覧いただけます。
- 三田市公式YouTubeチャンネル 配信日時:2月13日(月) 9:00〜
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