丸太活用プロジェクト

2023.09.12 学園通信探究プログラム

2か月前、校内で放置されている丸太について活用方法を考察した中1生徒の一人から、「丸太を使ってみんなが使えるものを作りたい」という相談がありました。
その生徒は、総合学習で校内の環境を観察し、校内各所に危険予防のために伐採された木が多いことに気がつきました。伐採された木が、そのまま放置されているのを見て、資源としての有効活用を考え総合学習の時間に発表しました。その後、彼はアイデアを実行に移すためにすために、協力してくれる友だちを集め、まずは丸太で何を作るかを話し合い、どれくらいの量が必要なのか、どの種類の丸太を使ったら良いのかなど、友だちと議論を重ね計画を立てました。

そして、二学期に入り、ついに彼らが計画を実行する日がやってきました。コデラホール下の池に倒れている杉の丸太にロープを巻き付け、みんなで力を合わせて引き揚げました。
この丸太を使って、昼食時などにみんなが使えるベンチを作る予定です。今回引き揚げた丸太は、ベンチの土台(足)となる部分です。
※丸太は、三田市内で里山整備をされている方に協力をいただいて、事前にチェーンソーである程度、長さを切りきりそろえています。

今後、横板になる長い丸太も引き揚げや、丸太の加工を製材業者の方に相談をしながら、進めていくことになります。
ベンチが完成するまでは、まだまだ課題が多くあって時間がかかりそうですが、みんなで協力して一つ一つ課題を解決していこうという思いが伝わってきます。