2月15日(月)、NHK Eテレ『バリバラ』にコメンテーターとしてご出演されている玉木幸則様にお越しいただき、人権講演会をおこないました。
その中で、
「生きているからこそ尊厳が守られなければならない」
「幸せになるための法則・・・」
「みんなで 命ある限り 幸せに 生きていこう!」
「障害のある人もない人も 助け合いながら その人らしい暮らしを 実現していける社会に」
というお言葉をいただきました。
中学1年生では、3学期の道徳で障害者差別について考えてきました。障害とは?バリアフリーとは?ユニバーサルデザインとは?いろいろな視点から考え講演を聞き、一人ひとり心の残る視点は違えど、“いのち”について考える時間となったと思います。事後学習では、教師が一人の人間として講演会を通して感じたことの発表や、生徒からのもっと知りたい・疑問に思ったことへの返答の時間としました。
以下は女子生徒の感想です。
私は講演を聞く前、障害を重く考えていたように思います。玉木さんのおっしゃっていた通り、障害は私たち一人ひとりが違う個性を持ち、違う人であることと変わらないのに、「障害」とつくだけで別の見方をしていました。障害者のためになることは、障害があることを知って特別扱いをするのではなく、生きづらさを感じる原因を一緒に考え、想いをすり合わせることだと思います。そしてそれは障害者に限らず全ての人への福祉につながります。私の中にある障害を取り除くことが、自分も他の人も生きやすくなる方法だと分かり、変わるべきは自分なのだと気づきました。
私はこの講演を聞いて、生きる意味について考えました。生産性を持たない障害者は生きる価値がないと殺害された事件はひどいと思いました。人の命の価値は役に立つ立たないでは決まりません。それを~は~だから~だと決めつけることこそ、生きにくくする障害だと思いました。
最後に、私は、生きていけない人などいないんだということを玉木さんのお話から学びました。