早いもので、季節は三田市立図書館前の街路樹を紅く色付かせる頃になりました。
秋といえば「食欲の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」…しかし、近年は商店街やショッピングモールでごく当たり前に見られるようになった「ハロウィンの秋」でもあったりします。
古代アイルランドのケルト人に起源するとされる「ハロウィン」。「ジャック・オー・ランタン」(お化けカボチャ)や子どもたちが家々を回る際のかけ声「Trick or Treat」(いたずらか?ごちそうか?)で知られ、近年は日本でも定着して秋の一大イベントになった感があります(本場のハロウィンは10/31)。
この欧米発の子ども祭り?をイメージソースに、今回の三田市立図書館展示棚入れ替えの展示テーマには「ホラー」が登場。高2の図書委員、男女計3人が選びに選び抜いたお薦め図書の紹介POPを携えて、去る9月26日(月)に同図書館の青春読書記棚を賑やかに彩ってくれました。
秋なのにホラー?まあまあ、そうおっしゃらずに、背筋の凍る一冊やそこはかとない恐怖を味わえる一冊等を、ぜひ三田市立図書館で手に取り、秋の夜長を楽しんでいただけたなら幸いです。
【テーマ主旨】
今回のポップの展示テーマは「ホラー」です。
今回の展示期間が10月が主になるので、ハロウィンをイメージしたテーマにしました。
集まったポップを見てみると自分達の考えているようなホラーではないものがたくさんありました。まだ小さい子でも読めるような軽いものからハードカバーのガッツリしたものまでありますので、是非、市立図書館まで足を運んでみてください。
集まったポップを見てみると、自分達がよくイメージするホラーと違った心の奥の恐怖を煽るものなどがありました。
▇三田市立図書館本館展示棚「青春読書記 ~三田学園図書委員会より愛をこめて~」
テーマ:ホラー
陳列図書貸出期間:2022年9月26日(月)~11月下旬予定
事前に行う本校記念図書館でのPOP作成。昨今は10代にも大人気の「ホラー」、図書委員たちも各人の趣味を活かして図書選定&POP作成を行いました。
三田市立図書館から望むバス停。交通アクセスの良い同図書館は、玄関正面の幹線沿いに桜や百日紅等の街路樹が植樹されていて季節ごとに豊かな彩りで楽しませてくれます。
お薦め図書の貸出分をピックアップ。約40万冊(2019年)に及ぶ同図書館の蔵書から、当該図書を一般開架室に念入りに探し出す地味でも大事な作業です。
この日作業に参加してくれたのは、高2同級生の3人。中間考査が近づき、部活動で出かける委員も多かった時期に、「利他」の精神で頑張ってくれました。
「ほら?ホラーだからね」。なんてダジャレを彼らは言ってはいませんが(笑)、フォントにも凝った展示テーマの掲出には試行錯誤が付きまといます。
3人でもサクサクと進む棚入れ替え作業。具体的なビジュアルイメージを描きやすい展示テーマだから、図書委員同士のコンセンサスもとりやすいのです。
棚が完成、はいチーズ。POP作成は経験を積むほどにスキルもセンスも向上するもので、写真の3人からもやり切った達成感とどこか余裕の表情が見てとれますね。
よく見れば怖いかもしれない展示棚。西洋的ホラーとジャパニーズホラーの同居する空間は、棚真正面に見えるビジュアルをはじめ、怖がりの人は要注意ですよ。