最近は真夏日も見られるようになりましたが、爽やかな五月晴れの日が続いた5月。今年は改元という歴史的な瞬間を迎えたこともあり、誰もに印象深かったことでしょう。
時代が令和になり、平成の元号を耳にすることは一時よりも随分と減りました。しかし、平成生まれの本校図書委員たちにとって、平成は今なお重要な時代であることに変わりはありません。
そんな彼ら彼女たちが、5月24日(金)の三田市立図書館展示棚の入れ替えに臨んで用意したテーマは、ズバリ「平成」。「ITやインターネットの技術が進展したことで、人間関係は広がったけれども関係性は逆に薄まってしまったのではないか」。メンバーの一人がそうつぶやいたように、今回のおすすめ図書にはさまざまな課題も見られた平成を彼ら彼女たちなりに分析し、各人の問題意識から検証した本の数々が選ばれています。
高校生の視点から意味付けされていく平成。三田市立図書館でぜひお確かめください。
■三田市立図書館本館展示棚「青春読書記 ~三田学園図書委員会より愛をこめて~」
テーマ:平成
エントランスには市花の「さつき」。毎年この時期になると、三田市立図書館はコントラストも鮮やかな紅色と緑色に染まります。
この日集まったのは高1・3人と高2・2人の男子委員ばかり計5人。自己紹介も含めてのミーティングが早速開かれました。
図書館事務室では全員で展示に使用するディスプレイ素材選び。棚正面の背部に配置する壁紙選びにも、真剣な表情です。
「やってごらん」POPの切り抜き作業が、高2委員から高1委員へ手渡し。先輩のご指名だけに、苦手とは言っていられません(笑)。
今回のテーマPOP、よく見れば絵柄には見覚えがあるような(笑)。着彩されていないのはご愛敬としても、なかなか楽しいですね。
棚づくりもいよいよ佳境というタイミングになれば、高2委員がリリーフ登板。つくるほうも、見守るほうも、眼差しは真剣です。
「青春読書記」史上、おそらく初めての男子委員のみによる展示棚が完成。改善の余地はまだまだありそうですが、とにかくお疲れさまでした。
そして、最後に全員での記念撮影。表情も凜々しい「五匹の侍」ですが、女子委員も参加するだろう次回以降にも期待しています!