【OBOG】ようこそ、先輩!西田藤夫さん交流会【ご来校】

2024.02.28 学園通信

本校OB(52回卒)で画家の西田藤夫さんが、2月24日()に本校を訪問され、在校生と交流を深められました。

 

西田さんは本校中高を卒業された後、金沢美術工芸大学に進学。同大のご卒業後には東京での教員生活を経てイタリアへ渡られ、以来現地の伝統技法を取り入れられながら、画家として活躍してこられました。

 

静謐で観る人の心に沁み入るような静物画は、優しく癒しに満ちた作品として日伊両国にとどまらない人々から支持され、個展やグループ展等も多数開催されています。

 

そんな西田さんは昨年2023年、活動の場を母国•日本に移すべく43年ぶりに帰国され(一時帰国を除く)、現在は東京を拠点に創作活動をされています。

 

今回の交流会では、会場となった高校会議室に西田さんの作品8点が持ち込まれ、この日参加した生徒たち(中学生女子8人)はそれらを鑑賞。それぞれに感じたことや尋ねてみたいと思ったことを、西田さんとの会話のなかで伝え、理解を深めていくかたちで進行しました。

 

日頃、ファインアートの油彩画に触れたり、まして海外で活躍されてきた画家の方にお会いできる機会などなかなかない生徒たち。

彼女たちは西田さんご自身が語られる美術の道に進まれたきっかけや学生時代のこと、イタリアに渡られた動機と現地での生活、さらにご自身の作品への思い等に聞き入り、作品一点一点にも食い入るように観入ったことで、アートやアーティストへの理解が進み、また西田さんの言葉にもあったように自分自身の可能性への大きな気づきがあったことでしょう。

 

お人柄も作品と同様に穏やかで物静かな西田さん。後輩のためとはいえ、母校での交流会を開いていただき、誠にありがとうございました。