【2018桜陵祭特集!】第68回桜陵祭 2日目 一般文化祭 PartⅠ
■文化部展示
ステージと並ぶ文化祭のもう1本の大黒柱といえば、文化部・同好会の展示。1年前から企画・計画し、毎日コツコツと研究や制作を重ねながら、ようやくこの日を迎えました。毎年体験型展示が人気の物理部・化学部・鉄道研究部では、今年も子どもたちや親子連れの方々で満員御礼状態。作品鑑賞型展示の美術部・写真同好会・文芸部・コミック研究部・JCA(日本文化研究部)では、階段を使った作品(美術部)や全国大会優勝ロボット(物理部)の展示から部誌配布(文芸部・コミック研究部)、お茶のおもてなし(JCA)まで多彩な企画で来場者を飽きさせることなく。恒例のスタンプラリーも行われた会場の高校本館と高校新館・図書情報棟は、終日アート&クリエイティブな空気に包まれました。
■教室イベント
今年の高校教室イベントは、高1・7クラス、高2・3クラスの計10クラスが実施。手づくりテーマパークと化した高校新館・高校本館の会場では、「プラス41」「謎解き」「人生ゲーム」「スーパーボールすくい」「日本昔ばなし」「おもしろ動画」「脱出ゲーム」「supreme」(カジノ&ポップコーン)、「アミューズメントカフェ」と、多種多彩なクラス企画が。中には景品が売り切れたり、300人を越える来場者があったりという、うれしい結果報告もありました。ユニークな発想と強い団結力、そしておもてなしの精神を発揮して、来場者の方々をしばしHAPPYにした高校生たち。この経験は単なるエンターテインメントにとどまらず、彼ら彼女たちの将来にきっと役立つことでしょう。
■模擬店
高校体育館を会場に、今年は高2・4クラスが参加した模擬店。イカ焼き、わたがし、フランクフルト、ホットケーキ…早朝から商品を下ごしらえし、鉄板で焼き上げれば、各店ともにお客様をお迎えする準備は万端。開場と同時にドッとなだれ込むお客様は小さなお子さんからご高齢の方まで年齢層も幅広く、長蛇の列はまるで何かの博覧会会場にやって来たよう。そうしておもてなしさせていただいた各店では、伝説?のミドリガメ(緑色のメロンパン)も含めて売り切れ続出のうれしい悲鳴が上がりました。また、同会場では随時ステージイベントも実施。文化部各部のPRタイムやダンス部の公演、ビンゴ大会等、毎年人気のプログラムで来場者の方々を目一杯楽しませていました。
■中学展示
中学本館と中学新館を使った中1〜3年生の学年展示。今年も日頃の授業や課外活動の成果を、クラスメイトと協力して手作り感満載に見せてくれました。中1では理科の「素朴な疑問調査夏休みSP」や総合学習「次の時代に求められる力」のまとめをタブレット(iPad)展示した他、ランチョンマット&刺し子、畑で採れたサツマイモ等もご披露。中2ではものづくり体験&職業人インタビューのレポートに加えて中1同様に理科の素朴な疑問をタブレットで。中3では修学旅行のまとめをパワーポイント&タブレットで展示し、さらに手作り座布団枕や点描画等の作品も多数。本校ではすっかり定着したICT教育の成果はもちろん、中学生の自主的で創造的な学びに、来場者の方々は目を丸くしておられました。
■記念図書館
本校の図書委員といえば、地元の図書館とコラボレーションしてのおすすめ図書紹介「青春読書記 〜三田学園図書委員会より愛をこめて〜」がご好評のうちに展開中。本を愛する彼ら彼女たちの「本の魅力をたくさんの人に伝えたい」という気持ちは、今年の桜陵祭でも弾けました。日頃の活動拠点でもある記念図書館で書評とそこからのクイズを実施する一方で、中学生委員が制作した栞も展示。さらに、図書委員会の名物企画ともいえる「ビブリオバトル」を今年も開催しました。委員プレゼンター各人が厳選した一冊を一般参加者の方々を前に熱くプレゼンテーションすれば、質疑応答を経て「読みたい」一冊が決定。和気藹々としたなかにも知的刺激満載の「読書家の楽園」が、今年も出現しました。
■会場点描
桜陵祭はキャンパス全体をフル活用し、千人単位の運営者(本校中高生)と来場者の方々が交錯する一大行事。その運営責任者として、毎年重責を担っているのが中高に及ぶ生徒会執行部です。今年も桜陵館前や高校体育館等での受付はもちろん、会場全体の進行や万一のトラブル対応等に八面六臂の活躍をしてくれました。また、学級自治委員や行事実行委員といった一般生徒による各委員会委員も、準備と片付けをはじめ金券販売やスリッパ貸与•会場清掃等に裏方として存分の働きをしてくれました。こうした生徒たちの自主的な活動は、本校が掲げる全人教育の具現化の一つでもあり、生徒の主体的な活動としての文化祭「桜陵祭」の充実には、学校としてもバックアップに注力してまいります。
今年もたくさんの方にご来校いただき、誠にありがとうございました。
来年も三田学園挙げての文化祭「桜陵祭」に、ぜひご期待ください。