開講して間もないプロジェクション・マッピング講座(以後、PM講座)ですが、早くも9月26日(水)には2回目を開きました。
この日は、前回、講師の平野先生から出された宿題である「具体的な投影対象と作品テーマ」を決め、プレゼンテーションを通じて発表する日。4チームに分かれた受講生たちは、それぞれの発想と工夫に富んだアイデアをリーダーに託し、先生方が待ち受ける提案の場に臨みました。
本格的なアート課題の案件。不安と緊張のなかにも「やってやろうじゃないか」という覚悟が垣間見えた当日の様子を、今回も写真とキャプションでレポートします。
■三田学園プロジェクション・マッピング講座
開講日時:9月22日(土)、9月26日(水)、10月3日(水)、10月24日(水)、10月27日(土)の連続計5回
会 場:図書情報棟選択A教室
受 講 生 :高校2年生16名、高校1年生2名
講 師:平野知映先生 大学非常勤講師・映像学会会員
内 容:
受講生が任意に設定する投影対象と映像作品を用いて、PM作品を完成。桜陵祭の会場内で一般来校者を含めた観覧者に向けて上映・発表する。
■三田学園PMプロジェクト【桜陵祭当日の上映イベント】
イベント名:三田学園PMプロジェクト
作品発表日:2018年11月3日(祝) 校外祭当日
会 場:高校本館3階6-5教室(仮)
【三田学園PMプロジェクト予告編】 三田学園プロジェクション・マッピング講座 #1
【三田学園PMプロジェクト予告編】 三田学園プロジェクション・マッピング講座 #3
前回決まった作品の全体テーマは「自然」。トップバッターのこのチームは、意外な解釈と意表をつく発想で登壇してくれました。
提案時には平野先生から数々の質問が。内容がどんどん深まっていくことで、他の受講生の眼差しにも真剣味が増していきました。
2番目に登壇した総監督チームのアイデアも、かなりユニーク。具体的に伝えるために、イメージを黒板上に「見える化」しました。
平野先生からの質問とアドバイスは、ピンポイントで具体的な内容。事例動画も参照しながら、チームはその場で対応していきます。
3番手チームのアイデアがこれもまた独創的。投影対象の扱いをめぐり、平野先生とチームの間で熱いやり取りが交わされました。
打てば響く応酬に、平野先生もチームメンバーもますますヒートアップ。聴講中の受講生たちも驚いたり、頷いたりの連続でした。
最後に登場したこのチームは、前3チームとはまったく異なるアプローチ。穏やかな口調ながら、提案には思いがこもっています。
プレゼンではチームメンバーからの意見も重要。咄嗟に出てきたアイデアを、平野先生と一緒にブラッシュアップしていきました。
桜陵祭での上映が命題の今回。「室内」での投影になる上映作品を一旦次回までにこしらえること──宿題の密度も濃くなります。
講座終了後は、桜陵祭当日の使用教室へ移動。投影対象の形状や質感、機材配置上の距離感等をしっかりと確かめました。