【コラボ企画】三田市立図書館展示棚2024年3~5月の展示「中学生になってから読んだ本」

2024.04.04 図書館だより

さて、突然ですが、このブログ記事をご覧の皆様は、若い頃(現役の生徒学生さんは現在進行形として)どんな本を読まれたでしょうか?

 

僭越ながら、本校図書館だよりのブログ担当である私は、「かもめのジョナサン」(リチャード・バック著、新潮社)を中学生時代に読み(年齢がバレますね、汗)、以後自分自身の生きがいや自由について考えるきっかけになった本として、今もなお残る衝撃を受けました。

 

本は人の生涯を通じ、その時々にさまざまな学びや気づき、価値観の転換等を与えてくれますが、とりわけ思春期の中高生時代に読んだ一冊は、ジャンルに関わらず当人の後の人生を左右することが多々あるもの。

その意味で、多くの人にとって、思春期に読んだ本は特別な一冊であることでしょう。

 

三田市立図書館での恒例の展示棚入替え、今回はそんな「中学生になってから読んだ本」がテーマ。

去る314()には、高2女子1人、高1女子2人、そして中1男子1女子3人の計7人の本校図書委員が集まり、それこそテーマどおりに中学生委員が中心となって展示棚づくりに励んでくれました。

 

年度末から高2委員が最後の作業日だったこともあり、ちょっぴり寂しさの残った当日。でも、そこは図書委員全員で元気にキッチリと仕事を終えてくれました。

 

大人の方にはあの頃を思い出しながら、現役の生徒学生さんには日々の読書体験を振り返りながら。

「特別な一冊」と過ごす充実の時間を、ぜひ三田市立図書館でお楽しみください。

 

【テーマ主旨】※3月に書かれたコメントです。

もうすぐ今年度が終わり、私たちは新しい学年や次の進路に進みます。今回は中学1年生に、「中学生になってから読んだ本」を紹介してもらいました。三田学園に入学してから1年が経ち、もうすぐ2年生になる中学1年生。図書委員の中学1年生は、中学生になってからどんな本を読んだのでしょうか。

 

■三田市立図書館本館展示棚「青春読書記 ~三田学園図書委員会より愛をこめて~」

テーマ:中学生になってから読んだ本

陳列図書貸出期間:2024314()5月末予定

 


三田市立図書館の特別展示室。現在は世界三大青磁の一つと称される「三田青磁」(三田市所蔵)を常設展示して、地元の伝統工芸、伝統文化を未来へと伝えています。


この日の主役は中学1年生!とはいえ、初めての棚づくりに緊張気味の彼ら彼女たち。でも、心配はご無用で、先輩委員が手取り足取り指導し、作業は順調に進みました。


棚づくりではすっかりお馴染み、POP切り抜き&棚背景イメージ選びの作業。先輩委員が中1委員一人一人に気配りしてくれるから、初心者のみんなも安心です。


そして、いよいよ書架へ出向いての作業。「POPと紹介する本が揃っているか、まず確認して」先輩のテキパキとした指導に、ルーキーたちも頷くことしきりです。


今回のテーマPOP「中学生になってから読んだ本」。これまでになかった新しい視点、しかもテーマの当事者でもある中1委員だから、これは目立たせたいですよね。


本が並べられ、かなり出来上がってきた展示棚。「へーっ、今の中学生ってこんな本を読むんだ」ちょっと驚かされたり、感心させられたりの棚、もうすぐ完成です。


1委員にとってはちょっと感激の棚、遂に完成!今回の棚づくりに参加してくれた4人をはじめ、該当する委員それぞれの記憶に鮮やかに残る一冊一冊、お薦めですよ。

 


中1委員たちが大活躍の展示棚を背に、参加委員全員ではいチーズ!前列には頼もしささえ感じる中1委員、後列には今回で引退になる高2図書委員長の姿も。本当にお疲れさまでした。