竹林の整備を行っています。

2022.02.16 学園通信

本校には16万㎡(甲子園球場グラウンド12個分)の敷地がありますが、校舎等の施設は緑豊かな木々に取り囲まれています。

100年超の大木を含むこれらの木々は開校以来植樹され、生育してきたものですが、なかには長期間にわたり人の手の入っていないものもあります。

限りある資源の効率的活用、さらにリサイクル等を通じた循環的利用に基づく循環型社会の形成は、里山が注目されるようにこれからの時代の重要な社会テーマの一つ。本校でも未整備の樹林に手を入れることで、生徒自らが体験的に環境学習を行えるよう、現在準備を進めています。

今回の「竹林整備」は、正門から記念図書館へと続く小径の北側、ドラッグストア等の商業施設との間に挟まれた一画の竹林が対象。放置竹林を適切に管理することで竹林の活性化を図るとともに、収穫した筍の家庭科教材への活用や伐採した竹の二次利用等を踏まえて、生徒が「循環型社会」を考えるための体験学習の場をつくることが狙いです。

2月に入ってからのリモート授業期間中、教職員が連日、この竹林整備の作業に従事。地下茎が広く張られた場所には若竹・老竹が混在するため、伐採に際しては竹を慎重に選定し、丁寧に間伐しています。

整備の進んだ竹林にはこれまであまり見かけなかった野鳥が飛来する等、早速環境の変化が目に見えるかたちに。新年度から始まる環境学習の時間が今から楽しみです。

なお、竹林整備は今後、横山門周辺、弓道場下へと作業を順次進めていく予定です。

また、作業は三田市内で環境活動に取り組まれている団体(草源舎様、くるり様)からのご協力を得て進めています。ありがとうございます。