校祖 命日

2020.09.25 学園通信

9月27日は、三田学園の校祖である小寺謙吉先生のご命日です。27日は日曜日ですので、本日25日に各教室で映像配信の形の全校朝礼を行いました。

校長より

「校祖小寺謙吉先生の命日ですので、先生のことをお話したいと思います。先生の家はとても裕福な家庭であったそうですが、父親の泰次郎(たいじろう)さんから『一度決めたことは最後までやり遂げなさい』『人間の一生は長い。その間にお金はあてにはならない。今日巨万の富を持っていても、明日一文無しにならないとも限らない。頼りになるのは、自身の体力と意力である』と言われて育ったそうです。

 小寺先生が35歳の時に、現在の三田学園である三田中学校を開校されました。そして、46歳の時に、先生の弟である壮吉(そうきち)さんが経営されていた「小寺洋行」が、第一次世界大戦後の混乱とロシア革命後のルーブル暴落で致命的な打撃を受け、連帯保証人となっていた先生は多額の負債を抱えることになりました。その返済のために先生のご自宅(現在の相楽園)などを売却されました。銀行からは三田中学校の閉校も提案されましたが、『この教育事業は自分の命を賭した事業だから、それは断じて承認できない』ときっぱり断られたそうです。小寺家の危機に際しても、三田学園を守られた先生のご意志は父親泰次郎さんの教えがあったからかもしれませんね。

 先生のご命日に際し、改めて私たちは三田学園建学の精神である『質実剛健、親愛抱擁』について、今一度考えたいものですね。」

最後に小寺先生のご遺徳を偲び、生徒、教職員全員で黙祷を捧げました。