【コラボ企画】三田市立図書館展示棚2023年9〜11月の展示「食」

2023.10.11 図書館だより

10月に入り、本校の地元・三田では朝晩、随分ひんやりとした空気が辺りを包むように。「秋の日は釣瓶落とし」と言われるほど、一日一日と夜の帳の下りる時刻が早まるなか、目にも温かな灯りの下で読む本のなんと楽しく、知的刺激に満ちていることでしょうか。

本校図書委員たちも今月末に迫った桜陵祭(文化祭)を控えて、それぞれの「BOOK LOVE」を発揮しようと準備に余念のない日々を過ごしています。

そんな状況下で迎えた、隔月恒例、三田市立図書館とのコラボ企画「青春読書記」展示棚の入れ替えを去る921()に行いました。

今回のテーマは、秋と言えばの「食」。家族や友人…主人公が他の誰かと絡み合うなかから生まれる感動や葛藤、そして日々の健康を維持・増進するうえで欠かせない食物の知識。古今東西、そこに人のいるところ、「食」は絶えず人間関係や文化の重要な位置を占めながら、数々の物語や蘊蓄を紡ぎ出してきました。

テーマに関連して数多ある小説や実用書のなかから、図書委員たちが選りに選りすぐった激推しの一冊一冊。さあ、この記事をご覧のあなたなら、どの本を手にされるでしょうか。

秋の一日に、どうぞ三田市立図書館へご来館ください。

 

【テーマ主旨】

暑く長い夏が過ぎ、ようやく秋がやって来ました。「○○の秋」といえば、「スポーツの秋」「芸術の秋」そして「読書の秋」など、色々思い浮かぶと思います。今回は「食欲の秋」に注目して、ポップのテーマを「食」にしました。ぜひ「読書の秋」と「食欲の秋」を同時に楽しんでみてください。

 

■三田市立図書館本館展示棚「青春読書記 ~三田学園図書委員会より愛をこめて~」

テーマ:食

陳列図書貸出期間:2023年9月21日()~11月中旬予定

 

灯火親しむ季節、夕暮れ時の三田市立図書館。1F開架室の人影はまばらながらも、2Fラウンジには自習する生徒たちの影、影…そこには昨秋も見た風景がありました。

 

今回は初参加の図書委員、高1の男子が3人。前回の展示棚の撤収作業に取りかかりましたが、他の委員が残してくれた陳列例を見ることはとても良い勉強になります。

 

どんな作業でも手分けしてサクサクと。同図書館作業では先輩の同じ高1女子委員から的確な指示を受けながら、男子委員たちは見る見るスキルを向上させました。

 

これも大切、貸し出す本の現物をピックアップ。広い同図書館の開架室をあちらへ、こちらへ…同図書館の担当者の方からたくさんのことを教えていただきました。

 

「テーマPOPは目立たせないと」「なるほど…」という感じで進んでいっただろう棚つくり。見るとやるでは大違いなこと、男子委員たちも痛感したことでしょう。

 

「そっか。そこにその本、置くのか!」。サイズも分厚さも異なる10冊前後の本を手際よく、しかも効率よく目立たせるためのノウハウ、しっかり学べました。

 

3/4人が作業初参加でも、わずか40分程で完成した展示棚。手分けして協力すること、見様見真似でもやってみること…この満足感と安堵、クセになりそうです()

 

どうです?どれもこれも思わず読みたくなるタイトルばかり。「食」のテーマに対して小説系が多いのは高校生だからとしても、なかなかの厳選ぶりでしょ?