【2018桜陵祭特集!】三田学園PMプロジェクト

2018.12.06 学園通信

今年、三田学園では初めての試みとして取り組んだ「プロジェクション・マッピング」(以下、PM)。

9月後半から10月末までのわずか40日足らずの間に、PMの専門家を外部講師としてお招きし、連続51回の講座を開くことで、本校高校生たちが人生初の本格的なアート作品の制作に挑みました。

極端に限られた制作時間、初めて触れる映像制作の専用ソフト、そして慣れないアート手順でのグループワーク…来る日も来る日も不安とプレッシャーに苛まれながらも、受講生たちは工夫を重ね、仲間同士で励まし合いながら、ついにゴールとなる作品公開の日、すなわち桜陵祭一般祭の日を迎えました。

正式には「68回桜陵祭 三田学園PMプロジェクト 〜プロジェクション・マッピング体験〜」と名付けられたこのアートイベント。事前の本ブログでの告知や当日のリーフレット配布等が功を奏したのか、当日は受講生も関係教職員もビックリするほど大勢の方々にご観覧いただけました。

終わってみれば、受講生たちは作品の完成に伴う達成感を感じ、ご来場者の方々の作品を見つめられる真剣な眼差しに感動を覚えたことでしょう。そして、あの苦労の日々も一気に吹き飛んでいったのではないでしょうか。

そんなPMプロジェクト、フィナーレの日の様子を写真と動画でお伝えします。

 

高校本館3階の会場では廊下側空間に説明パネル等をギッシリと設置。会場入り口横の柱には、松井学校長のご挨拶と総合テーマ「自然」および各作品の説明キャプションをミニパネルで掲示しました。また、「桜陵祭までの足跡」と題したコーナーではPMの概念・定義や鑑賞のポイントをご紹介し、本学園通信ブログのバックナンバーをご覧いただくかたちでPM講座を振り返っていただけるようにしました。

当日の上映作品は「共生/M」「命/モルゲッソヨ」「夜空/しろくま」「world/クリスピー」「なちゅらループ/みたらし団」の5チーム・5作品。展示室内に足を踏み入れられた来場者は、他の会場とは明らかに異なる静謐な空間、光の織り成す幻想の世界に、まずは皆一様に驚き。しかし、それ自体が芸術であるこの空間に身を委ねられるうちに、いつしか心地よい感性刺激を受けておられたようにも思えました。

PM講座の振り返りにじっくりと目を通される来場者の方々。そして、「わたしのマッピング」と名付けられたコーナーではPM連続講座を受講し、作品制作をやり遂げた受講生たちの思いや感想に、これまた来場者の方々の足が止まりました。今回のイベントを通じて、本校高校生のアートに対する純粋な思いや観る人を喜ばせようという気持ちはどれだけ伝わったでしょうか。今回のご来場、誠にありがとうございました。

 

■作品動画シアター

会場

「共生」/M

「命」/モルゲッソヨ

「夜空」/しろくま

world」/クリスピー

「なちゅらループ」/みたらし団

 

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