突然ですが、今、この記事をご覧の方のなかには、「文系だからなあ。化学の授業や試験には苦戦させられたよ」などと苦笑される方、少なからずおられるかもしれません。
それでも、化学を学び始めた中学生時代。たとえば、現在なら中学2年生の理科ではスチールウール(鉄)を加熱して電気を通しにくくなる酸化鉄をつくったり(酸化)、酸化銅に炭を加えて加熱し、銅と二酸化炭素に分けたり(還元)…といった化学実験を重ね、「おもしろい!」と目を輝かせる中学生たちを全国に数多く出現させていることもまた事実です。
試験の点数はともかく、まずは「科学する心」を芽生えさせるという意味で、化学は子どもたちの好奇心、探究心に火を点ける重要な機会の一つとなっていることは間違いありません。
そんな化学に心を奪われ、部活に選んだ中学生たち。本校にもけっこうな人数がいて、日頃は高校新館1階の部室で放課後には実験に明け暮れています。
番組名が「放課後ラジオ」に変わり、中学生も積極的に出演できるようになった月イチ恒例のハニーFM番組収録。今回はそんな化学部所属の中学生たちが主人公です。
5月30日(火)、三田市フラワータウンにある同局のスタジオに入ってくれたのは中2男子3人と中3男子2人の計5人。中学生ならではの元気さに満ちあふれた彼らは、MC戸川さんから次々と投げかけられる質問にも物怖じすることなく、日頃の部活動そのまま、素の状態でハキハキと受け答え。化学部に入部した動機から部活動の内容、そして収録本丸の「実験」に関するエピソードの数々、さらには学校生活のあれやこれやまでを抜群のチームワーク?を発揮しながら、笑いの絶えないうちに終えてくれました。
実は、この化学部。近年は本校主催の小学生対象セミナー「こでらじゅく」や、探究授業絡みの学内ワークショップ、オープンスクールでの体験授業、もちろん桜陵祭(文化祭)での展示等々、外に向けての活動がどんどん活発になっていて、中高ともに部員たちはやる気満々。そのイキの良さが今回の収録にもあふれ出しています。
始終笑いが絶えず、聴けば高校生とはまた違った本校中学生の魅力にも触れられる放送。オンエアは今日6月1日(木)です。
今日、その時間には聴けないよー、という方には来月の再放送やハニーFMサイトからのアーカイブ利用も可能ですので、いずれかの機会を活用してぜひお聴きくださいね。
■今後のオンエア予定
毎月第1週木曜日放送
6月1日(木) 17:15~17:45「放課後ラジオ」化学部
ハニーFM(周波数82.2MHz、エリア内人口約30万人)
■待望の再放送予定
毎月第1週木曜日放送
6月1日(木) 21:00~21:45「放課後ラジオ」オーストラリア研修参加生(2023年5月放送分)