昼夜の寒暖差が激しかった春から初夏。間もなく迎えた梅雨は空梅雨のうえに史上最速の駆け足で過ぎ去り、今年も季節は早や7月を迎えようとしています。
自然に恵まれ、気候の変化もハッキリしているここ三田市では、本校の生徒たちもメリハリの利いた日々を過ごしているようで、新学期から3カ月近くが経とうとしている今、彼ら彼女たちの表情には充実感がうかがえます。
中高一貫校の本校では6年間あるいは3年間の学校生活は、生徒自身が思っているよりも短く、アッと言う間に過ぎ去っていくもの。授業に部活動、学校行事に友人…慌ただしいなかにも真顔になり、時に笑い、時に悩み、涙することもあるだろう彼ら彼女たちの学校生活はいったいどんなでしょうか。
去る5月31日(火)、恒例の三田市立図書館展示棚の入れ替え作業に本校図書委員、高2・5人+高1・1人の計6人が集まってくれました。
今回のテーマはズバリ「学校生活」。多感でもの思いにも耽りやすい年頃の委員たちが選んでくれた一冊一冊は、同世代にはきっと共感の嵐を呼び、他世代には懐かしさや場合によっては今時の中高生たちの心情を知るよいきっかけになるかもしれません。
展示期間はちょうど中間点を過ぎた辺り。今からでも三田市立図書館に足を運び、ぜひお薦め図書を手にとってご覧ください。
【テーマ主旨】※6月上旬に書かれたコメントです。
今回の展示テーマは「学校生活」です。
新学期から2ヶ月が経ちました。学年が上がったことで部活内で重要なポジションにつくようになったり、受験への意識が強くなって焦ったり、新しいクラスで新しい人間関係を構築しなくちゃいけなかったり、、と最初の頃はドタバタで大変だったけれど、最近ようやく慣れてきたという方も多いかと思います。
だけど、落ち着き始めた時にフッと湧きがちなのが、その環境下での悩み。
どうしてもっと上手く立ち回れないんだろう。
もうこれくらいできなきゃいけないのになぁ。
手一杯の時より余裕が出てきたからこそこういう悩みに振り回されてしまいますよね(汗)
でも残念なことに、大半の悩みはいくら自分の頭で考えても解決しないことの方が多いみたいです…
そこで私たちが提案したいのが!読書による解決です!
世の中の本には私達よりも遥かに長い人生経験を積んでいる作者さんから私達読者へのメッセージがたくさん詰め込まれています。今自分が持っている知識だけじゃなくて、先人の知恵も借りて物事を見つめ直しませんか?
今回は13枚ものポップを展示させていただいています。
一つの棚に飾るには多すぎたかも…笑 棚の隅から隅まで貼り付けました。
物凄く賑やかな空間になって大満足です!!
これは見てるだけでも楽しそう笑
皆さんぜひ展示コーナーに足をお運びください!!
▇三田市立図書館本館展示棚「青春読書記 ~三田学園図書委員会より愛をこめて~」
テーマ:学校生活
陳列図書貸出期間:2022年5月31日(火)~7月下旬予定
三田市立図書館1階、ギャラリーに向かう通路沿いに見える中庭。濃緑の影が窓ガラス越しにつくる目に優しい空間は、一般閲覧席としていつも人気です。
今回から図書委員もメンバーを一新、フレッシュな気持ちでの始動。ご覧の男子図書委員は自分で描いたのでしょうか、渾身のイラストPOPを切り抜き中です。
展示棚づくり、基本の「キ」はテーマPOPを何よりも目立つ場所に掲出すること。この鉄則に従い、棚正面のど真ん中に「学校生活」…う〜ん!目立ちますね!!
今回も人気作家の話題作や定番本がこれでもか!どの本にセンターポジションを与えるか…最重要検討項目だけに、どうです?委員たちの眼差しも真剣でしょう。
この日、1時間余りの棚づくりもいよいよ終盤。いずれ劣らぬ面白さの本ばかりならば、わずかなスペースも惜しいもので、最後には図書委員長自らが試行錯誤です。
ようやく棚が完成!この日がデビュー戦となった図書委員6人、その胸に去来するのはやり切った感動?次回に繋がる反省?何にせよ、皆さん、お疲れさまでした!
テーマ主旨どおり、今回はなんと!13枚ものPOPを貼りまくり(笑)。それだけ、委員たちには思いのこもったテーマ、初めてだからの心意気があったのですよ。
新メンバーで初めての記念撮影。本を選んで、POPを書いて、棚をつくって…公共施設の場をお借りしてのやり甲斐ある作業に全員、最後は笑顔!笑顔!!です。