高1では鄭一珠(チョン イルチュ)さん、金園恵(キム ウォネ)さん、権晃子(コン ファンジャ)さんの3名の講師をお招きし、小寺ホールにて在日コリアンについて講演していただきました。韓国舞踊で開演した講演の中ではさまざまな偏見による壁が友人との間にもあったこと、自分自身の名前を偽りながら生きていたことへの葛藤、本名を名乗ることで自分が生まれ変わった気分になったことなどが語られ、今なお差別や偏見に苦しむ方々がいることを強く感じさせられました。また、様々な情報にさらされている高校生へ『正しい知識や情報を身につけること、実際に出会って話して感じたことを大事にしてほしい』との言葉がありました。差別や偏見に対抗する方法として基本的でありながら、難しいことです。生徒たちも『中2で学んだ時からあまり変わっていないことが残念』という感想がある一方で、『自分たちにできることは何か、考えなくてはいけない』という前向きな感想もありました。
また、講演を受けての事後学習では今回でこの話を終わりにするのではなく、自分が関わる可能性のある問題として心に留めておく必要があることを各クラス内で共有しました。
鄭一珠さん、金園恵さん、権晃子さん、貴重なお話をありがとうございました。