季節の移り変わりは早く、本校構内の木々も色付く頃になりました。
緊急事態宣言の解除に伴い、恒例の三田市立図書館展示棚の入れ替えを再開。去る10月27日(水)には、待ちかねていたかのように総勢9人(高2女子4人、高1女子2人、中1男子3人)の図書委員が同図書館を訪ねました。
今回、彼ら彼女たちが選んだテーマは「実写化」。近年は映画やドラマ・アニメ等の作品の原作が小説等に求められることも随分と増えましたが、その醍醐味はなんといっても「解釈の相違」。原作本の作家と映像化作品の監督の捉え方の違いを探しながら楽しむ…なんて、贅沢な知的体験も身近になりました。
また、実写化ならではのキャスティングの妙を原作本に投影して読んでみるのも一興かも…。
そんなワクワクするような読書を、深まる秋の三田市立図書館で皆さんもぜひご体験ください。
【テーマ主旨】
今回のPOPのテーマは、実写化です。最近では映画やドラマ、アニメなどでたくさんの実写化作品があります。実写化作品だと老若男女問わず、誰しもが1度は関わりがあると思ったので、今回のテーマを選びました。
█三田市立図書館本館展示棚「青春読書記 ~三田学園図書委員会より愛をこめて~」
テーマ:実写化
陳列図書貸出期間:2021年10月27日(水)〜12月下旬予定
三田市立図書館玄関前にズラリと植樹されているケヤキたち。空に大きく枝葉を広げる姿も、さすがにこの時期になると紅く色付きます。
顔ぶれにニューフェイスも多く見られた今回。現場の作業分担がしっかり行われていたため、指導役の委員からの指示も的確で作業は効率良く進みました。
ラミネート加工されたPOPを型どおりにカッティング。適度な緊張感のある学外作業ですが、本人たちの脳裏には展示の完成図が膨らんでいたことでしょう。
さあ、どうしようかな。無限にある推薦図書とテーマに対して棚のディスプレイ素材は有限なため、作業では毎回ひらめきのような感覚が必要になります。
今回参加した中1男子たちは、全員が棚づくり初体験。先輩に教わりながら実際に自分たちでも手を動かしてみることで、現場感覚をつかんでいきます。
棚づくりもいよいよ大詰め。「このPOP、どの本のものかわかるかな」「この場所で読んでもらえるかな」試行錯誤のなかでノウハウを蓄えていきます。
「実写化」棚、ついに完成!スペースの関係で未展示の本もありますが、誰もが知る話題作や人気作は即貸出中となるためにこまめな棚のチェックをお願いします。
棚づくり初参加の委員を中心に、恒例の記念撮影。コロナ禍の中断にもひるまなかった「青春読書記」を、委員たちみんなでますます盛り上げてくださいね。