1学期 終業式

2021.07.21 学園通信

 本日7月21日(水)に、1学期終業式が行われました。今回も、各教室で行う終業式の形となりました。校長の話の後には、先日録画しておいた表彰伝達、全国出場する選手の意思表明、生徒会長から激励の様子を見てもらいました。

中学生の様子

高校生の様子

校長より

1学期を振り返っていかがだったでしょうか。再び緊急事態宣言も出て、授業も短縮授業となりました。私もなかなか今まで通りの生活に戻ることの難しさを痛感しています。

 落ち着くことのない日々ですが、私は毎朝、皆さんの顔を見続けられて、1学期の終業式の今日を迎えられたことだけでも嬉しく思います。さらに、嬉しいこともありました。それは物理部がフランスで行われた世界大会に出場したことです。世界大会出場は、本校の歴史上、初めてのことです。これは大いに賞賛されるべきものだと思います。

 ところで、皆さんは物理部のロボットを見たことがありますか。私は、何度かそのロボットを見させてもらいました。ロボットを見させてもらう前に、モーターだけでも全国レベルのチームでは10万円、20万円ほど費用がかかっていると聴いていました。初めてロボットを見た時に「大変な想いをして作ったのだろうな」と思う気持ちと同時に、「かなり複雑な作りで、高そうなロボットだな」と思う気持ちもありました。しかし、本校物理部員に話を聴いていくと、彼らのロボットが総額わずか1,2万円の費用で作られていることが分かりました。物理部のモットーに「お金に頼らず、工夫して作ろう」があるそうで、彼らのロボットは300円ほどの中古のモーターを使ったり、3Dプリンタを利用した自作のギアを使ったりして工夫して作ったそうです。「物理部が世界大会に出場した」という事を耳にしただけではわからないことが沢山ありました。彼らは、おそらく何度失敗しても諦めることなく、みんなで知恵を出し合ったのだと思います。私はその過程こそが賞賛に値すると思います。

 皆さんも日常生活でいろいろ思うようにいかないこともあると思いますが、諦めることなく、考え、工夫することを大切にしてください。

 高校3年生は、この夏が勝負です。それぞれの目標に向かって頑張ってください。

 また、自転車競技、弓道、フェンシングで全国大会に出場します。健闘を祈っています。

 最後に、皆さん、くれぐれも健康管理に気を付けて良い夏休みにしてください。