連日のように報道されていますが、コロナウィルスは病気としての側面だけでなく、人々の心の在り方にも影響を与えることが伝えられています。高1ではコロナ禍と言われて一年以上が経つ現在、今一度日常の行動や社会がどのような状況であるかを再認識し、コロナ差別にどう向き合うかを考える時間を持ちました。
まずは兵庫県が提唱している『ひょうごスタイル』という感染予防ガイドラインを基に、どのようにすれば感染拡大を防ぐことができるのかを再確認しました。さらに様々な形のコロナ差別が存在することを確認し、なぜ差別が生まれるのか。もし自分のクラス内で感染者が出た場合、どのように行動できるかを考えました。
生徒からは差別が生まれる背景として『不安な気持ちがひろがっているから』、『みんなが自粛している中で勝手なことをしている人を見るといら立つ』など、ヒトの弱い部分が原因である意見が多く見られました。また、もしクラス内で感染者が出た場合に関しては『仕方ないことなので責めることはない』、『自分の行動を見直すきっかけになると思う』という意見や、『不安になって焦ると思う』『どうなるか分からない』といった声が出てきました。
校内で可能な感染対策は日々行っていますが、不便さを感じることもあり、生徒にもストレスが少しずつ溜まっているように思います。いざという時に冷静に行動できるように、今回のワークを心に留めておいてほしいです。