3月10日(水)、兵庫県警警察本部サイバー犯罪対策課から竹田由美子様にお越しいただき、サイバー防犯講演会をおこないました。
今回の講演では、携帯電話の取り扱いやSNSの使い方、ITニュースでの情報収集に関する注意を中心にしていただきました。
携帯電話の所持に関して、最近ではスマートフォンが主流となってきています。これは携帯電話ではなく、もはや小さいコンピューターと同じ。パスコードの設定やパスワードの管理、自分の持ち物の安全を図ることはもちろん、友達であっても他人の物のロックを解除したり使用することは犯罪に値することなど、具体的な事例を挙げながら丁寧に解説していただきました。
SNSの使い方に関しては、送信・アップをする前に「傷つけないか・勘違いされないか・一生残ってもいいか」を自分に問いかける必要があること。写真の使用の仕方によっては犯罪に巻き込まれる危険性があること。就職活動時に8割近くの企業がSNSをチェックし、過去の行い(SNSの使い方も含めて)により不採用になっている人がいること。なりすましによる犯罪も横行していることなどを詳しく教えていただきました。
ITニュースなどでの情報収集については、さまざまな情報があふれている現代社会において全てを鵜吞みにせず、正しい情報を得るために“疑う力・選択する能力”を持つことが必要だということを教えていただきました。
どの内容も授業やHRなどを通して日々話はしていますが、警察本部の専門家の方からのお話は、より緊張感をもって聞いてくれていたと思います。誰もが加害者にも被害者にもならないために、いまいちど電子機器・SNSの取り扱いを見直す機会になったと思います。