令和2年度 三田市高校生議会

2021.02.01 学園通信

1月31日(日)、今年度の三田市高校生議会が開催されました。

6回目となる今回は、例年の市議会議場からオンラインへ場所を移しての実施。

市内各高校及び支援学校に通う高校生議長・議員が計12名、三田市および三田市議会からは森市長をはじめ9名が参加して、議員による質問と市•議会からの答弁が行われました。

当日の参加校と質問された議題は以下のとおりです。

 

・ひまわり特別支援学校 「人と触れ合える社会」

・三田西陵高等学校 「三田の魅力発信」「ゴミと環境」

・北摂三田高等学校 「市民の市政関心向上」「LGBTQ+の権利」

・有馬高等学校 「自転車を活用した安全で楽しめる街づくり」「障害者のための町づくり」

・三田祥雲館高等学校 「女性が社会進出しやすい男性の労働環境の整備」「小・中学校における主権者教育の拡充」

・三田学園高等学校 「キッピーの知名度」「変わりゆくまちと交通」

 

議員側からの質問には「障がい者支援」「環境」「LGBTQ+」「女性の社会進出」等のキーワードが見られ、市政といえどもそこには現代日本の社会的課題が凝縮されていて、高校生たちが強い関心を寄せていることが一目瞭然。

本校から参加した中村美月さん(高1)は三田市のマスコットキャラクターと知名度に関して、榊原優斗さん(高2)も街の開発と地域交通や主要商業施設の関連性を、それぞれの視点から掘り下げ、資料も駆使しながら堂々と質問していた姿が印象に残りました。

高校生議長の厳粛な進行の下、市・議会側からも一つ一つの質問に対して真摯で丁寧な答弁が行われたこの日。同配信動画のチャット欄には市民の方から「高校生議会、素晴らしい!勉強になります」との書き込みも寄せられました。

2時間に及んだ高校生議会が終わってみれば、18歳選挙権施行後の高校生にとっては、今や政治は身近な関心事の一つになりつつあることがこの日の議会を通じて伝わってきました。

これを機に、高校生が市政にますます関心を持ってくれることを願うばかりです。

三田市と三田市議会、そして各高校生議員の皆さん、有意義な時間をありがとうございました。

※写真は動画からのスクリーンショットです。画像が見苦しいことをご了承ください。