本校でも5月末日までの休校期間延長が決まり、オンライン授業を含む学習サポートもすっかり日常の風景となってきました。
5月11日(月)、振り返り週間と位置付けられた週の初日に、高1の数学科担当教員がオンライン授業の準備を進めていると聞き、本校広報班も同行。ネット配信を活用した授業の進め方やメリット等について取材してきました。
■高校1年生 数学
教員が担当する科目は数学A。すでに動画を使った教材作成と配信を積み重ねてきました。以前にも写真のような「二項定理」に関する授業を展開。授業の組み立てとしては、事前の問題配信→生徒の解答作業→動画教材を使っての答え合せと解説が基本です。
この日も上記と同様の進行に基づきながら、2コマを使った授業教材を作成。事前に配られた問題を生徒は40〜50分かけてじっくり解きますが、授業後半で答え合せと解説に教室授業を再現したかのような教員手作りの動画教材を視聴することになります。
約20分の動画は短時間のように見えて、実際の教室授業の時間と比べても1.5倍程の内容の濃さ。板書等に費やす時間が割愛されているからですが、無駄がなく効率の良い学習が進められるのは動画を含むオンライン教材の大きなメリットの一つです。
また、生徒による内容の理解度や作業の進捗状況の違いにも、オンライン教材は臨機応変な対応が可能。問題が解けてさらに先へ進みたい生徒、自分のペースでじっくりと理解しながら学びたい生徒…生徒それぞれの要望や事情に合わせて、自学自習スタイルで無理なく学べるからです。
なお、この日作られた教材は、平常の授業時間割と同じ時間帯に配信されます。
■各学年だより