[シリーズ 自分発な三学生③]
一つ一つを当たり前と思わずに、一日一日を大切にしたい
第6回「食withレシピ甲子園」優秀賞 受賞者インタビュー
高2 阪本 笑加(えみか)さん
昨年末の12月15日、レシピアイデアの全国コンテスト「食withレシピ甲子園」(主催:読売新聞社、共催:京都女子大学栄養クリニック)が、京都女子大学を会場に開催されました。
最終審査が行われた当日、書類審査をパスした本校高2の阪本 笑加さんも同会場に参加。作品は全国からの応募2,135点のうちの上位8点に選ばれ、彼女は入選に当たる「優秀賞」を見事に受賞しました。
そんな阪本さんが同コンテストに応募した経緯から受賞後の感想までを、ショートショートインタビューで語ってくれました。
(聞き手:本校・花房哲也教諭)
※本校が臨時休校期間中のインタビューだったため、本文は本人とのメールによるQ&Aを元に一部加筆訂正したものを使用します。ご了承ください。
食品ロス対策にも繋がるよう、考えた
今回、「食withレシピ甲子園」に応募しようと思ったきっかけは何ですか?
阪本 昔から料理することが好きで、いつかこのようなコンテストに出てみたいという思いがずっとありました。
応募した作品、メニューについて教えてください。
阪本 2019年の年テーマは「家族を笑顔にする素敵な健康朝ごはん」でした。私は作品のコンセプトに「残さず食べたくなる」を据えました。食べるみんなが朝から食欲が出るように彩りを豊かにし、また一品一品を小さなサイズにすることで完食意欲を引き出して、食品ロスの対策にも繋がるようにしました。作品名は「残したくない!朝ごはん☆」です。
応募することによって、自分が変わったと思うところはありますか?
阪本 以前から栄養バランスを考えたりすることは好きだったのですが、自分で献立を考えることにより、今まで以上に栄養への関心が高まって、もっと栄養について知りたいと思えるようになりました。
受賞しての感想を聞かせてください。
阪本 最終審査会では他のみんなの作品もとても素晴らしくて、今私がその中にいられることがどれほど貴重なのか、実感したことを覚えています。教授や料理人の方々のコメントを聞いていて、こんなに栄養や料理について誠実な方々からコメントをいただける私は幸せだな、と思いました。これからの学校生活でも、一つ一つのことを当たり前だと思わずに、一日一日を大切にしていこうと思いました。
最後に、その他のどんなことでも自由に話してください。
阪本 今回私は全国で8位に入賞させていただけましたが、これは私だけの力では到底無理でした。栄養面を考えてくださった学校の先生、味を確認してくれた友達や家族、またこのような企画を主催してくださった読売新聞の方々や京都女子大学の方々…すべての方々の助けや協力があってのことです。なので、そのすべての方々に感謝して、これからも栄養についてもっと深く知っていきたいと思います。ありがとうございました。
受賞者全員での記念撮影(左)と、阪本さんの受賞作品「残したくない!朝ごはん☆」(右)