街路樹や街並みからのぞく山々が、ここ三田でも日に日に色付いていく頃。
「読書の秋」本番を迎えて、三田市立図書館には連日大勢の市民の方々が来館されています。
そんな季節を心待ちにしていた本校図書委員たちが、11月13日(水)、恒例の同館展示棚の入れ替えを行いました。
今回テーマに選んだのは「family」。世界中の誰もが親のもと、家族という繋がりを持ちながらこの世に生まれてくるわけですが、この家族との間に築かれる関係性やそこから生まれるドラマには誰一人として同じものがありません。
泣いて笑って怒って、感動を共にすることがあれば、不条理に思い悩むこともある…日常から人生にまで大きな影響を及ぼすがゆえに、極めて人間的・文学的な興味の尽きないこのテーマを、作家それぞれの視点やユニークな創造性で綴った一冊一冊。
その深い余韻や思索のひとときを楽しみに、ぜひ三田市立図書館へお越しください。
■三田市立図書館本館展示棚「青春読書記 ~三田学園図書委員会より愛をこめて~」
テーマ:family
陳列図書貸出期間:2019年11月13日(水)〜2020年1月中旬予定
11月も半ばになると、三田の街は紅葉本番。三田市立図書館玄関前の大きな木々たちも静かに、しかし深い色合いに表情を染めていました。
展示棚の入れ替えで基本中の基本作業といえば、最初に行うPOPのラミネート。この日から参加した女子委員も研修の真っ最中です。
手先の器用さが求められるPOPの切り抜き作業。「苦手だなあ」という委員もいるなか、チョキチョキ、サクサク…みんなでやれば楽しいものです。
一方の展示棚では入れ替え作業が進行中。演出の基本カラーには秋らしく茶色を活かした暖色系が使われましたが、これも女子委員のセンスでしょうか。
「その本、面白いですよね」「読んだこと、ありますよ」。作業の合間には図書館の担当の方と控え目に本談義…コミュニケーションも大切ですね。
そして、入れ替え作業はいよいよ佳境。試行錯誤しながらもイメージ通りに棚を仕上げていくことの楽しさを、彼女の真剣な眼差しが物語っています。
展示棚「family」が完成。有名作家の人気作を中心に、そこに描かれたドラマはどんなだろう…想像するだけでワクワク、早く読みたくなりますね。
この日の参加者は高1男女6人と中3女子1人の計7人。高1主体の作業チームが生まれてから7カ月、余裕の笑顔で記念撮影です。