桜陵祭一般祭が今週末の11月2日(土)に迫り、PM講座「本講座」の制作はいよいよ大詰め。
今回の桜陵祭出品生5人(中1・1人、中2・2人、中3・1人、高1・1人)も、緊張した面持ちで5日目10月2日(水)、6日目10月26日(土)の残る講座に臨んでくれました。
まず、5日目は会場内での各作品の上映位置を決定するため、一般祭当日とまったく同条件で機材を設置。加えて、映像素材の完成を急ぎました。
中間考査のために3週間余りが空いた後の6日目には、完成した作品をシミュレーション上映。本番に向けて作品の最後の調整に入りました。
試験に宿題、部活等々、日々やらなければならないことに囲まれながらも、なんとか時間を工面し、自分の創造力のありったけをぶつけての日々。
悪戦苦闘もあっただろう受講生たちのこの1カ月を、いつものように写真とキャプションでご報告します。
■2019三田学園PMプロジェクト【桜陵祭当日の上映イベント】
イベント名:2019三田学園PMプロジェクト
作品発表日:2019年11月2日(土) 一般祭当日 10:00-15:00
5日目/10月2日(水)
制作の進捗状況は、受講生それぞれ。映像素材を撮影する生徒、原画の進め方を相談する生徒…初めてのことばかりに戸惑いながらの作業が続きます。
一方で、機材の設置場所を確定するのもこの日の重要なミッション。個々の作品を会場全体を見渡して配置し、さらに所定位置で微調整していきます。
モチーフに合わせてトリミングした映像素材は、ここで試しに投影。アニメーションは動くかな?映像の造形や色味はどうかな?試行錯誤にドキドキです。
写真左の作品を制作中の彼は、予期せぬアナログ手法でビッグバンを表現。自由なアートだけに、制作手法にもそれぞれのこだわりがあります。
平野先生に教職員も交えての合評。アート制作の基本が、他人の意見も採り入れながら作品を客観視してブラッシュアップすることだと理解しました。
6日目/10月26日(土)
6回連続の本講座もこの日が最後。平野先生が個別指導にあたられている間、機材を設置する受講生の手つきにもさすがの段取りの良さを感じます。
ちょうど1週間後が、桜陵祭一般祭の日。指導する平野先生、制作する受講生はともに真剣な眼差しで、少しでも良い作品に!という気概が伝わります。
PMの完成度を左右する最重要チェック項目の一つが、モチーフと映像素材の位置合わせ。この日の受講生たちに「妥協」の2文字はありませんでした。
今年の桜陵祭には、夏期集中講座で制作したイラスト&カットアウト作品も出品。習作とはいえ、PM空間を賑やかに盛り上げてくれるはずです。
窓外が暮れていくに従い、新しい4作品からは光と色彩の織り成す幻想的な空間が。学園通信をご覧の皆様も、11月2日はぜひ本校桜陵祭でお楽しみください。