体育大会が終わり、PM講座「本講座」も加速する時期になってきました。
3日目の9月21日(土)と続く9月28日(土)には、継続受講生3人を含む中1•1人、中2・2人、中3・1人、高1・1人の計5人が両日ともに受講し、桜陵祭出品生の顔ぶれが決定しました。
3日目は絵コンテを含む映像素材と具体的なモチーフのチェック、4日目はそれらを実際に投影して桜陵祭当日をシミュレートする段取りでしたが、思うように進まないのがアートやクリエイティブの「常」。
それでも、今できる「目一杯」に努めてくれた受講生たちの奮闘ぶりを、今回も写真とキャプションでご紹介します。
■2019三田学園プロジェクション・マッピング講座
●本講座
開講日時:
9月7日(土)・14日(土)・21日(土)・28日(土) 14:00〜17:00、10月2日(水) 16:00〜18:00、10月26日(土) 14:00〜17:00、計6回(時間はいずれも予定)
※10月30日(水) 16:00〜18:00に予備日を予定。
会 場:5-5教室
対象学年:中学1年生〜高校2年生
講 師:平野知映先生 大学非常勤講師・映像学会会員
内 容:
受講生が任意に設定する投影対象と映像作品を用いて、PM作品を完成。桜陵祭の会場内で一般来校者を含めた観覧者に向けて上映・発表する。
■2019三田学園PMプロジェクト【桜陵祭当日の上映イベント】
作品発表日:2019年11月2日(土) 校外祭当日
3日目/9月21日(土)
この日から、講座は桜陵祭の実使用教室へ。「時の流れ」がテーマの彼女はモチーフのA4ノートを設置し、絵コンテを平野先生に見ていただきました。
前週にテーマを「宇宙の始まり〜現在」と発表した彼。手作りした正十二面体に宇宙の映像を映せば、思わぬ美しい効果が得られてびっくりです。
「日本の誕生」がテーマの彼は絵コンテがよく描けていて、平野先生も思わずニッコリ。モチーフはご覧のボールから、実際には地球儀に変わります。
継続受講再開の中1女子の後輩を得て、2人組となった彼。モチーフの大きさと設置場所に苦慮しましたが、最終的には写真立てに落ち着きました。
絵画や映像のアート作品を制作する際、絵コンテは意図を伝えるうえでとても重要。この日も時間を工面しての絵コンテ作成が続きました。
4日目/9月28日(土)
彼女が持参したのは、桜陵祭で使用する本番ノート。ノド(谷折れ)部分の陰影が薄いとノートとわかりにくいので、その改善に試行錯誤の連続です。
ビッグバンは絶対に外せないと言う彼。平野先生との真剣なやりとりのなかで、イメージに近い映像素材を持ち帰りでこしらえることになりました。
モチーフに最適な地球儀が本校記念図書館で見つかった彼。地球儀を教壇の上へ移動させると、予期せずレトロな作品世界が出現しました。
2人チームが表現するのは、「生まれてから死ぬまでの人生」。用意した写真立てでは投影距離が短すぎるため、2•3回り大きな額で試してみます。
次回の講座はなんと4日後!その後は10月26日まで間が空くため、各人の宿題を入念にチェックする等、制作にも緊張感が漂い始めました。