7月26日(金)に、高2・1の希望者24名が播磨科学公園都市にある世界最高性能の放射光を生み出すことができる大型放射光施設であるSPring-8と、X線自由電子レーザー施設のSACLAの見学に行きました。
参加生徒の感想です。
私は今日(2019/07/26)、SPring-8,SACLAの見学会に参加した。そもそも行く前では、私は「放射光を用いた施設」と聞いて具体的なイメージがはっきりと思い浮かばなかったが、この貴重な経験を通じてどういった施設であるのかをはっきりと視認することが出来た。
通常私達は可視光の反射を以って物を視認するが、観察対象があまりにも小さすぎる場合、可視光が反射することが出来ず実体を観察できないために別の手段を用いる必要がある。その手段を実現する為の施設が今回の施設となっているのだが、何と言っても驚いたのはその機材を実現するべく700mや1500mの巨大さが必要であるということだった。これをもって初めて小さいものを繊細に観察することが出来る。そのスケールといい、まさに今学校で触れているような事柄の延長線上ではあるもののもう次元が違うものであるかのように感じられた。
SPring-8内で使われている部品をじっくりと見たり、実際にその施設内に入るような機会もあり、特に色んな日本の企業が関わり情熱のこもった部品が集まってこのような集大成が出来るのだと学ぶことができた。中には墓石の技術も使われているらしく、一見関係のなさそうなところにも関連があるのだなぁと意外に思った
またスタンフォード大学からいらっしゃっていた最先端の研究者に質問する機会もあり、自分が興味を持っていたことの質問に対する分かり易い解答を頂くことが出来た。本当に貴重な経験だったと考えている。
今回の見学会を通して、疑問をひたすら追い続ける研究者や、そのためのツールを実現することに挑む技術者という職業に魅力を感じたと同時に、この経験をどこかで活かしたいと強く思った。