JR福知山線脱線事故献花式

2019.04.26 学園通信

2005年(平成17年)425日にJR福知山線脱線事故が起きてから、早くも14年。平成最後の年になった今年も、昨日は沿線をはじめとする各地で亡くなられた方への追悼式が数多く開かれました。

亡くなられた方のご冥福をお祈りしますとともに、ご遺族やお怪我をされた方にはあらためてお見舞い申し上げます。

過去にも何度かブログ記事として公開してきましたので、すでにご存じの方も多いことと思いますが、本校にもこの事故で犠牲となられたOBの方がおられます。

かつて吹奏楽部で部長を務められた石井勝さん(69回生)もそのお一人ですが、システムエンジニアだった37歳の425日、まったく予期せぬかたちでこの事故に巻き込まれ、帰らぬ人となられました。

この石井さんの死を悼んで、同級生17人が吹奏楽部練習室のあった中学東館の中庭に顕彰碑を建立。以来、毎年425日には吹奏楽部の後輩たちがこの顕彰碑に献花するようになりました。

昨日も在校生の吹奏楽部員50人が顕彰碑の前に集まり、顧問教員と共に1分間の黙祷。さらに、顕彰碑の前に花束を供えて石井さんのご冥福を祈りました。

なお、現在吹奏楽部の練習室にあるアップライトピアノは石井さんのご遺族から贈られたもので、石井さんの遺志を受け継いだ在校生たちが今も学び舎にその音色を響かせています。