3学期 終業式

2019.03.20 学園通信

本日3月20日(水)、3学期の終業式がありました。

校長より

昨日、中学卒業式がありました。そして、2月末には高校卒業式がありました。どちらの卒業式でも「読書をしましょう」という話をしています。

なぜ読書をすることが大切なのか。

それは以前、文部科学大臣補佐官をされている鈴木寛先生のお話にもありましたが、皆さんが社会人となって働く2040年から2050年は、様々なモノが変わる「激動の時代」になると思います。今の仕事の約47%がAIにとって変わられるそうです。そのときに、今存在しないものを考える力が必要となります。今ないものを考えられる人、つまり未来を創る人になるためには、考えるベースが必要になります。考えるベースは、読書によって得られる知識、語彙力が不可欠です。そういった意味で読書は最適なものだと思います。

また、先日、大村智先生の講演会で、高校3年生の人が「研究者になるためには何が必要ですか」という質問をしていました。そこで、大村先生は「コミュニケーションをとる力」であると答えられました。多くの人と関わりあって、1つの研究をすることも多くなっている時代では、この力は不可欠だそうです。コミュニケーションをとる力のベースもやはり読書によって得られるものが沢山あると思います。

春休みの少し時間のあるときに、ぜひ読書をしてみてください。そして、激動の時代を生き抜くための「『人間力とは』、そして『信頼される人とは』何であるか」を一度考えてみてください。

生徒会長の引継ぎも行われました。廣瀬功一郎(高2・現生徒会長)から和氣優衣(高1・新生徒会長)になります。

廣瀬さん(現生徒会長)より

これまで支えてくれて、ありがとうございました。新会長の和氣さんと、4月からのまた新しい1年間を頑張ってください。本当に1年間、ありがとうございました。