沖縄県テニス協会と兵庫県テニス協会が2005年より行っている「兵庫―沖縄友愛提携推進事業 沖縄遠征『島田杯』」に、兵庫県代表として本校の足立有加(高2)が派遣されました。以下は彼女の書いた感想文です。
<感想文>
1月4日から8日まで沖縄遠征に行ってきました。
兵庫県と沖縄県は、戦時中の沖縄県知事として派遣され沖縄県民をたくさん助けた兵庫県出身の島田叡さんの意思を受け継いで、友愛事業が行われてきました。
最初、沖縄への派遣の話を聞いた時は嬉しかった反面、自分が兵庫県の代表になるということで不安もありました。でも行くからには全力でいい結果を残して、沖縄の人たちともコミュニケーションを取ろうと思いました。
初日は沖縄の選手と組んでダブルスをしました。最初は緊張して硬くなってしまったけれど、段々と慣れてきてコミュニケーションも取れて勝つことができました。
2日目は、沖縄の3、4番手の選手と試合をしました。自分の思うようなテニスができず、課題が残る試合となりました。
そして3日目、この沖縄遠征の中心となる島田叡杯が行われました。前日は負けてしまったから絶対勝つという強い気持ちを持って試合に臨みました。シングルスは大事な場面でミスをしてしまったりして5-7・5-7で負けてしまいました。小さなミスが勝敗を分けるというのが分かる試合となりました。ダブルスでは相手のペースの速さに飲まれてしまってリードされたけれど、5-5まで追いつきました。しかしセットを取りきるまでは行かず、2セット目も取れず、5-7・1-6で負けてしまいました。自分達は勝ちに貢献できなかったけれど、兵庫のみんなが勝ってくれて13勝5敗で優勝することができメダルも貰えました。
4日目は、いちゃりばちょうでぇー杯(出会えば兄弟)でした。2日目に負けてしまった相手と試合をして自分のテニスができ勝つことができました。3回戦で島田杯で試合した人と戦って、考えて試合をしようと思ったけれど相手のペースに乗ってしまって負けてしまいました。でもこの日の試合は4日間で一番いいテニスができて良かったです。
最終日は、観光と研修をしました。平和記念公園に行って見学をしたり、島守の塔を見に行ったりしました。他にもひめゆり学徒隊の塔や沖縄ワールドにエイサーを見に行ったり、楽しく過ごすことができました。
いろんな人と仲良くなれて、とてもいい経験ができました。この沖縄遠征で支えてくださった全ての人に感謝して、今後も練習して試合で勝てるように頑張りたいと思います。