コミュニティFM 2018年12月番組の収録

2018.12.05 広報だより

「プロジェクション・マッピング」(以後、PM)とは、実写やCG(コンピュータグラフィックス)等の映像をプロジェクターを用いて建物の外壁や物体等に投影し、作品化する映像表現技法のひとつ。実物<リアル>と映像<バーチャル>を厳密に計算してシンクロさせる作品からは、通常動くはずのない壁面が躍動したり、什器等の複雑な凹凸が幻想的に見えたりと、イメージの拡張に伴う特殊な視覚効果が得られます。

2000年代以降の欧州で普及し始め、日本でも2010年代には東京や大阪の公共施設、企業のイベント等で採用。一気に市民権を獲得したこのPMを、本校の桜陵祭(文化祭)でやってみよう。そんな声が生まれたことから、今秋本校独自のPM上映プロジェクト「三田学園PMプロジェクト」を起ち上げ、実行しました。

その核となったのは、PMアーティストの講師の方を学外からお招きし、本校の高校生有志を対象に行ったPM講座。わずか1カ月余りの短期間ながら、51回の講座を通じてPMの定義から作品制作・上映までの知識や技術・ノウハウを学んだ受講生たちは、今年の桜陵祭(文化祭)で努力と感性の結晶ともいえる作品の数々を一般来場者の方に向けて公開しました

恒例のハニーFM番組で2018年最後の12月分が収録されたのは、1122()。この日、桜陵祭での感動冷めやらぬプロジェクトメンバー=講座受講生から、高2男子・4人がマイクに向かい、彼らだからこその貴重な体験をそれぞれの思いもたっぷりに語ってくれました。

今回の講座を含むプロジェクトには175チーム(高1男子1人・女子1人、高2男子12人・女子3人)が参加しましたが、タイトなスケジュールにはじまり慣れないプロ仕様の映像制作ソフトや、本格的なアート作品の制作手順、そして思うように運ばないグループワーク等、彼ら彼女たちには高い壁が次々に立ちはだかっていたよう。外からは伺い知れない苦労や苦悩もあったはずの後日譚からは、このプロジェクトを乗り越え、ゴールにまで導けたからこその喜びや感動も随所に感じ取れる収録となりました。

三田学園では稀な本格的アートプロジェクトの体験と、当事者となった本校高校生たちのピュアで熱い気持ち。若い高校生たちの新たな可能性さえ感じさせる放送は明日126()の放送です。

師走のひととき、手をやすめてしばしお聴きください

 

2018桜陵祭特集!】三田学園PMプロジェクト

 

今後のオンエア予定

毎月第1週木曜日放送

126() 17:1517:45ハイスクール特派員登場!」 三田学園PMプロジェクト

ハニーFM(周波数82.2MHzエリア内人口約30万人)