23年前の阪神淡路大震災をきっかけに、日本では災害ボランティアをはじめとするボランティアへの参加者が急増しました。
全国の社会福祉協議会によると、団体所属および個人活動に基づくボランティアの人数は2015年4月で計7,107,554人※1。2016年には過去1年間のボランティア活動経験者が10歳以上の全年齢層平均で26.0%と1/4を上回り※2、また種々のボランティア活動のなかで行動者の割合がもっとも高いのは、男女ともに「まちづくりのための活動」という調査結果(2016年)も出ています※3。
こうした時代背景の下、全国では数多くのボランティア団体がそれぞれの地域で活動しておられますが、その活動例のひとつがNPO法人 Peace & Nature様が受け入れ団体となり神戸市北区大沢町で国際交流と農業体験を軸に提供されているワークショップ型のボランティア・プログラムです(コーディネイトは神戸ソーシャルキャンパス=NPO法人しゃらく様)。
そして、このプログラムを本校の高校生にも体験してもらおうと、今年から企画されたのが「三田学園2daysNPO体験プログラム 〜NPO体験フィールドワークin大沢〜」(番組内では「NPO体験フィールドワーク」の呼称で統一)です。
10月23日(火)に収録されました恒例のハニーFM番組には、高1男子2人・女子2人の計4人が同プログラム参加生の代表として登場。不運にも台風による気象警報発令の影響から7月28日の1日だけの開催になってしまいました実施当日の様子を、そこはまるで昨日のことのように元気いっぱいに語ってくれました。
実際には、NPO体験フィールドワークには本校から高1・7人、高2・1人の計8人が参加。幼児から40〜50代にわたる一般参加者も合わせると20人程になったという現場では、外国人や大学生を中心とするスタッフの方々とともに、本校の参加生たちは無農薬野菜を収穫し、それを使ってカレーをこしらえ、さらには「ハーブ」をテーマとする貴重なお話も聴かせていただいたようです。
番組のなかでは自然豊かな里山の暮らしの一端に触れたことや、そこで暮らしておられる農家の方々との「裸の交流」を主な話題に、ボランティアだからこそ味わえた驚きや感動に満ちたエピソード・感想が続々。
始終笑いの絶えない放送からは、元気をもらえること、うけあいです。
そんな彼ら彼女たちの「ひと夏の体験」は、明日11月1日(木)の放送。ぜひ、お聴きください。
※1.「ボランティア人数の現況及び推移(平成29年3月)」全国社会福祉協議会地域福祉推進委員会/全国ボランティア・市民活動振興センター
※2.「平成28年社会生活基本調査」総務省統計局
※3.「「ボランティア活動」の種類 男女別行動者率(平成28年)」総務省統計局
■今後のオンエア予定
毎月第1週木曜日放送
11月1日(木) 17:15~17:45「ハイスクール特派員登場!」 NPO体験フィールドワーク
ハニーFM(周波数82.2MHz、エリア内人口約30万人)