平成29年度 三田学園高等学校卒業式

2018.03.01 学園通信

薄曇りの空模様ではあるものの、穏やかな気候に満たされた228()、平成29年度の高校卒業式を行いました。

800人収容の会場・小寺ホールは、開式直前ともなると卒業生276名が着席する中央部分を除いて満席状態。特に、保護者の方の専用席は隙間なくビッシリと埋まった状態で、開式を今か今かと待ち構えておられました。

開式の辞が告げられると、ホール入り口からは主役の卒業生たちが列を成して入場。教職員や在校生も交えた歓迎の拍手がホールに鳴り響き、館内は瞬く間に温かな空気とお祝いムードに包まれました。

卒業生一人ひとりが3年間の思いを噛みしめるように進んでいった卒業証書授与、受賞者の晴れやかな表情が印象に残った賞状・賞品授与に続いては、松井学校長からの式辞。千利休の高弟・山上宗二の言に発する「一期一会」の言葉にならい、「学園での出会いから学び、成長した皆さんは新しい出会いも大切にしてほしい」とメッセージが贈られました。

また、梶谷同窓会会長からはW.S.クラーク博士の「Boys,be ambitious」の言葉を基に「勇気を持って突き進んでください」と、また塩川育友会会長からも「“知恵と勇気”をもって、これからも挫けず諦めずにチャレンジしてください」と、将来にわたる温かな祝辞をいただきました。

在校生代表の現生徒会長・堀内さんから「三田学園高校での3年間に無駄は一切無いはず。先輩方に『質実剛健・親愛包容』は一生の宝物です」と送辞が送られれば、卒業生代表の前生徒会長・上原良太君からは「後輩の皆さんには学園の伝統を守りつつ、私たちが叶えられなかったことを実現してほしい」と答辞が返されました。

4月からの新しい生活に期待と不安を秘め、晴れやかさのなかにも引き締まった顔つきで巣立っていった卒業生たち。困ったり、思い悩んだりすることがあっても、母校はこれからもあなたたちの心の故郷であることに変わりはありません。また、いつでも帰って来てください。

なお、卒業式終了後には昨年と同様、高校中庭で軽音楽部によるフェアウェルライブが行われ、こちらでも卒業生たちは名残を惜しんでいました。

卒業生そして保護者の皆さん、この度は本当におめでとうございました。