第67回桜陵祭 2日目 一般文化祭 PartⅠ

2017.11.06 学園通信

朝から雲一つない最高の秋晴れに恵まれた113()。本校文化祭のクライマックスである桜陵祭2日目を一般の方々に向けて公開しました。

この日を目標にコツコツと研究を重ね、作品づくりや練習に励んできた部活部員・委員会委員の面々。日頃の授業や課外活動の成果をクラスメイトとまとめ上げてきた中学生たち。イベントや模擬店にクラスの団結力を発揮して最高のおもてなしを準備してきた高校生たち。さらに、裏方ながらもこの一大イベントのプロデューサーとして準備と運営に心血を注いできた中高生徒会執行部の役員たち…。彼ら彼女たちの一所懸命、今年の全体テーマでもある「Ambitious−大志−」は来校者の方々に伝わったでしょうか?

ともあれ、学園生の想いや創造性が広大なキャンパスを埋め尽くした当日の模様を、写真もふんだんに2部構成でお届けします。

ステージ(小寺ホール)

一般祭の小寺ホールといえばこれ!と定着してきた3部活が出演。近年はステージ見たさに来られる方も多いなかで、今年も見応え十分、思わぬ感動も…という公演を繰り広げてくれました。

最初に登場したのは吹奏楽部。観客席が固唾を飲んで待ち構えるなか、中高部員総勢55人の大所帯が一糸乱れぬ演奏でクラシックから人気アニメのテーマ曲までを披露すると割れんばかりの拍手喝采。恒例となったダンスや人気アニメを題材にした寸劇も交えると、会場は盛り上がりに盛り上がりました。

また、午後には同部活アンサンブルが部員自身の企画に基づき演奏。パートごとの知的刺激にあふれたパフォーマンスは、さながらクラシックのコンサート会場にいるように感じさせてくれました。

続いては、ダンス部のステージ。こちらも中高合わせて36人という大人数。中高それぞれに設定し、練習を重ねてきた演目は、中学生がノリノリのダンスナンバーで若さをストレートに発散させれば、高校生は時代や人間を洞察した深みのある創作作品で観客を魅了。年々レベルの上がっていくステージだけに、見終わった観客の方々からは満足の声があちらこちらから伝わってきました。

3番目の部活、ESS部は伝統の英語劇を披露。今年はハリウッドの名作ミュージカル「雨に唄えば」を取り上げ、1年間をかけて熟成してきました。中高12人というコンパクトな部員数ながら、配役の妙や有名な傘を使ってのダンスシーン等の見せ場に気合いの入った舞台を展開。途中、機材のトラブルから演技が中断した際には、部員が急きょ英語での歌を披露してピンチをカバーし、会場からは思わず「頑張って!」と声援が飛びました。ハプニングを乗り越えての大団円では、目に光るものを浮かべた部員も見られ、舞台の上には爽やかな風が一陣吹き抜けたようでした。

この日のためにトレーニングを積み重ねてきた司会の放送部員たちが要所要所で引き締めてくれたこともあり、5時間を超える長丁場をまったく感じさせない印象的なステージとなりました。

PartⅡへ続く)