6月26日(月) 高大連携事業 模擬講義 詳細
「大阪市立大学における伝統と学び未定」
石井 真一 先生
大阪市立大学 経営学研究科 グローバルビジネス専攻 教授
抜群の就職力を誇る大阪市立大学の歴史と現状について話していただいた後、経営学について詳しく講義していただきました。大阪市立大学の経営学は、経済学、社会学、文化人類学、心理学、統計学の各分野を横断するような学問であるので、様々な角度から興味を持ち学ぶことができると説明されました。これは、様々な志をもつ生徒たちにとって、大きな魅力であり、熱心に聞き入っていました。
「減災と市民活動」
菅 磨志保 先生
関西大学 社会安全学部 准教授
地震に代表される様々な自然現象は大きな被害をもたらします。阪神大震災以降、災害現場で活躍するボランティアが増えています。個別に得意分野で対応できるボランティアは大きな復興の助けになりますが、うまく機能させるためのシステムがありませんでした。その反省をもとにボランティアセンターが考え出され、ボランティアの効率的な運用ができるようになりました。生徒たちは災害時における『共助』の重要性を学ぶことができました。
「ババを引いてしまったアメリカ国民~トランプ政権徹底分析~」
鈴井 清巳 先生
京都産業大学 外国語学部 国際関係学科 教授
“国際関係論という学問を志すには、好奇心を持って常にアンテナを張ることが大切で、国際的な関心があれば自然と英語力がついてくる。常に変化する国際情勢のなかで、その国の役割、価値が変わる。”
とても分かりやすい解説に、生徒たちは自然と引き込まれていきました。
「体育はなぜ学校にあるの?」
森田 啓之 先生
兵庫教育大学大学院 准教授
体育分野の観点から、小学校教諭のような初等教育段階の先生に求められるものについてお話を頂きました。必要な能力や資質だけではなく、そもそも「いい先生」とはどのような先生か、考える機会となりました。中でも、徒競走を苦手とする生徒をアンカーとし、それまでに全員でリードを大きく作るという作戦に出た小学校のクラス対抗リレーのドキュメンタリー番組の映像には、生徒自身も考えさせられるものが多くあったようです。教職の「大変さ」、そしてそれ以上の「やり甲斐」について、先生から教えて頂いたことを、今後の進路探求に活かしてもらいたいと思います。
「ココロとカラダはつながっている」
永井 正剛 先生
立命館大学 総合心理学部 総合心理学科 教授
心理学とは心の科学であり、科学的にデータ収集し、心と体のメカニズムを研究している。また、身体感覚は認知に影響している事象として、面接時などに重いクリップボードを持つ人と軽いクリップボードを持つ人では、前者のほうが高評価につながえるなどの具体例を用いて紹介していただきました。生徒たちは、その一端ではあるが、心理学という学問にふれるることができたのではないでしょうか。